江戸時代でも巡礼というより物見遊山的なノリが強かったと思われるので昔から普通の旅姿の人が多かったのかもしれません。巡礼の道で巡礼姿が浮く、というのは面白いです。四国の八十八箇所とは全然ちがうなと思ったらこっちは観音、あっちは弘法大師。元が違うし立地も違うとまったく別モノになるのですね。(カラスヤ)
レビュアー
1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に新書館『カラスヤサトシの孫子まるわかり』、講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『カラスヤサトシの戦国散歩』があります。
近況:四国88、西国33、秩父34、などと書くと、アイドル集団っぽいですね。