堤先生のレシピは材料が少なくて手順も簡単なのに、料理上手とほめられます。前作の『漬けたら、すぐおいしい!』は、肉や魚を少量の調味料に漬けておくだけで、味がぴたりと決まったおかずをすぐに仕上げられると、働く女性から大絶賛されました。さらに2016年のレシピ本大賞に入賞、4万部を突破!
そんな堤先生の最新作は、『ラクチンおいしい! こだわり麺』。忙しくても料理を楽しみたいという人には、本当に助かります。
冷蔵庫に余っていた梅干しとバターを温めたうどんにからめるだけで、超節約メニューなのに思わず「ウマい」とうなってしまう味。これだけでもおいしいけれど、刻んだ水菜をパラリと入れたら、究極のシンプル麺が完成します!
この本の「鉄板麺」では、ふるさと京都の味・きつねうどん、喫茶店のナポリタン、絶品カルボナーラなど、誰もが知っている麺を格段においしくするテクニックを公開。
また「変わり麺」では、ミートソースの釜玉うどん、アボカドとツナマヨのそうめんなど、いつもの食材なのに「こんな組み合わせがあったのか!」という発見があります。さらに簡単ミートソース、きのこの柚子こしょう炒めなどの「つくりおき」や、全レシピに各種麺のゆで方アドバイスつき。
パスタ、うどん、そば、中華麺、ビーフンまで、人気の麺料理はこの1冊あればOK! ぜ〜んぶ麺大好きな堤さんのお気に入りです。
麺をゆでる間に冷蔵庫にある食材をさっと準備して、ゆで上がったらからめるだけ。時間のない人や料理が苦手な人もチャレンジしやすいのが麺のいいところです。
麺はいろいろな食材や味と合わせやすいので、「この料理にはこの麺 」と決めつけず、自由に楽しんでみましょう。
少ない材料で作れて味は本格的だから、ランチからおもてなしまで毎日使えます。これぞ麺を愛するすべての人に捧げる1冊! まずは一番シンプルな麺からどうぞ。
梅バターあえ麺
材料(2人分)
うどん(冷凍)……2玉
梅干し……2個
水菜……1株
バター……大さじ3
めんつゆ(ストレート)……大さじ2
作り方
1. 梅干しは種を除く。水菜は細かく刻む。
2. うどんをゆで、器に盛り、1とバターをのせ、めんつゆをかけて梅干しをほぐしながらよく混ぜる 。好みでかつお節をかけてもおいしい 。
うどんのゆで方
鍋に湯を沸かし、うどんを袋の表示通りにゆで、ざるに上げて湯をきる。
京都府出身。出版社を退社後、友人の食堂を手伝った際に「おいしい」と言われる喜びを知り、“料理を仕事にしよう”と目指すことに。その後、料理家のアシスタントを経て独立。書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、企業のレシピ開発や、CMの料理製作なども手がける。身近な食材を使いながら、素材の切り方、盛りつけなどにも工夫を凝らし、センスのよいレシピは幅広い世代に人気がある。近著に『ほっとくだけで味が決まる 漬けたら、すぐおいしい!』(講談社)『材料入れてのんびり煮るだけレシピ』(主婦の友社)、『主菜別 献立がすぐ決まる 副菜レシピ帖』(家の光協会)など。