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2016.12.11

レビュー

【名作発見】貧しい美少女と金持ちの不細工。明治の暗黒面を見よ!

本のタイトルを忘れて読んでいて「なんでこんなにも気の滅入る話ばかりなんだ!?」と思ったら『深刻悲惨小説集』なんでした。ならしかたがない。日清戦争後にそんなジャンルの小説がたくさん世に出たそうで、この本、ほかに泉鏡花、田山花袋、徳田秋声、樋口一葉、広津柳浪、江見水蔭、小栗風葉、川上眉山、北田薄氷の作品が収録。メジャーどころから超マニアックまで、悲惨がギッシリ! ぜひ。(カラスヤ)

明治深刻悲惨小説集

編 : 講談社文芸文庫
その他 : 齋藤 秀昭
著 : 泉 鏡花
著 : 樋口 一葉
著 : 田山 花袋
著 : 徳田 秋声
著 : 川上 眉山
著 : 広津 柳浪
著 : 小栗 風葉
著 : 前田 曙山
著 : 北田 薄氷
著 : 江見 水蔭

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レビュアー

カラスヤサトシ イメージ
カラスヤサトシ

1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に新書館『カラスヤサトシの孫子まるわかり』、講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『カラスヤサトシの戦国散歩』があります。

近況:12月15日、竹書房より新刊『お湯もプロペラも頭蓋骨もみんな神様だった!』発売です、神社仏閣めぐりの本です、どうぞよろしくお願いいたします。

抱腹絶倒⇒「カラスヤサトシYouTube」最新版はこちら

驚嘆⇒「自分の4コママンガを自分で再現してみた」はこちら

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