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2016.09.25

レビュー

【名作発見】戦後、先祖に紹介する「墓デート」でキスを迫った男

かつて最愛の叔母を死においやった色男のひとでなし。憎みながらも主人公はその男に惹かれていくというストーリー。この4コマに出てくる男は違います。これはイケてない例として出てきます。ひとでなしの方の色気とダンディぶりとエゴイストぶりにシビれます。連作の一つなので、この人物のラストはどうなるか、まだ読めてませんが、ぜひろくでもない末路を迎えてほしいですね。(カラスヤ)

ある女の遠景

著 : 舟橋 聖一
解説 : 高橋 英夫

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レビュアー

カラスヤサトシ イメージ
カラスヤサトシ

1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『カラスヤサトシの戦国散歩』があります。


近況:夜店の金魚が4日生きました、最高記録かもしれません

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