一宮とは律令制度のころ、朝廷が諸国に重要事項を伝達する際、一番に伝えた神社のことだそうで。県庁的なものだったのかと。そんな日本全国の68カ所の一宮を9年もの歳月をかけて巡った記録。昭和後期の交通機関もたびたび登場、もはや懐かしく、今は変わってしまったものも多く、神社は逆に、今とほぼ変わっていない気がします。(カラスヤ)
レビュアー
1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『
近況:朝は梅雨で、