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2026.11.02

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初恋の行く末に幸せはあるか。町田そのこ最新作『初恋をしまう日』

数ある恋のなかでも、特別に語られがちな初恋。

『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した町田そのこさんがデビュー10周年の節目に放つのは、その初恋を真正面からテーマに据えた恋愛小説です。互いを純粋に想い合うだけでよかった関係から一転、家族の事情で突然関係が終わることとなった茜と碧生。

13年後、ふたりは地元の別府を離れて暮らしていますが、思わぬきっかけで再会に向かって歯車が動き出します。しかし彼らも大人になり、またしても愛し合うだけでは済まない。もう一度この人と一緒になるのか。家族や新天地で得た新たな出会いが、彼らの決断に密接に関わってきます。

ひとが誰と、どのように幸せになるのか。ふたりが初恋に下す決断は――タイトルの通りかもしれませんが、そこに至るまでの濃密なふたりの歩みこそ、恋愛、家族、ひいては自分の人生に悩む方々にとってお守りとなる一冊です。ぜひご堪能下さい。

――文芸第二出版部 伊藤蓮矢

【あらすじ】

兄の犯した重大な犯罪によって、故郷を追われることになった茜と、地元の名家に生まれながらも抑圧的で苛烈な父親を持つ碧生。確かに惹かれ合ったものの、しかし愛だけではどうにもならなかった子どもたちの彼らは引き裂かれ、13 年後は別々の場所で故郷を捨て暮らしている。そこで新しい出会いに恵まれながらも、ふとしたきっかけにふたりの再会の時が近づき――。

【著者プロフィール】

町田そのこ(まちだ・そのこ)
1980年生まれ。福岡県在住。「カメルーンの青い魚」で、第15回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。2017年に同作を含む『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュー。『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を受賞した。他の著書に『蛍たちの祈り』『ドヴォルザークに染まるころ』『月とアマリリス』などがある。

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