1979年の創刊から25年間「タブーなきジャーナリズム」を掲げ、総理大臣から芸能人、文化人まで、相手が誰であろうと容赦なくスキャンダルを追い続けた。講談社も例外ではなく、幾度も刊行物や幹部社員が特集記事の俎上に上がった。むろん訴訟は多く、右翼に編集部を襲撃された。
同誌の連載執筆者だった佐高信氏が、編集者、ライター、情報提供者、広告主らをたどり、その舞台裏を明らかにしたのが本書である。表紙には荒木経惟氏撮影の当時の編集部が写る。スタッフはわずか10人ほど、ごく小さな媒体の取材手法と人間関係の機微が生々しく刻まれている。今や時効となった秘話も多いが、ただ懐古するのではなく、ゲリラ・ジャーナリズムの可能性を未来に問う一冊だ。
──第一事業本部 石井克尚






