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はあちゅう、いまの気持ちを明かす。初の小説で書きたかった過去とは?
10月3日夜、講談社にて新刊『通りすがりのあなた』をPRするためのオンラインサロン「小説PRサロン」のメンバーを集めた発売記念イベントを開催させていただきました。今回のイベントは、メンバーの同意を得て、小説を売るために始めた「SHOWROOM」という生配信サービスを使っての生配信も実施しました。
イベントは特に事前に台本などは考えずに、その場で思いついたままを感情に任せてお話させていただきました。小説を書いた時と同じように、流れをしっかりと決めずに自分から自然に出てくるものを自分でも見てみたいという理由からです。
今回、PR戦略を考えるなどのワークショップ形式での開催も検討しましたが、作者が直接「想い」を届けることが何より重要だと考え直し、小説を書いた経緯や小説に込めた気持ちを参加者の皆さんに伝えさせていただきました。
当日お話したことの概要を以下にまとめます。
──小説を書く経緯について
もともと小説家に憧れて文学賞などにも応募していたけれど、実力不足で一度もひっかからなかった。そうこうしているうちにブログというサービスに出会ってブログ本でデビューした。幸運にもそのまま本を出し続けることは出来たけれど、ずっと小説から逃げている気がしていたので、今回やっと小説デビューが出来て嬉しい。
──小説執筆中について
7つの作品にはそれぞれ元になっているエピソード、モデルになった人がいる。書きながら小説とは一体何かと悩んだ。作家の燃え殻さんから貰った言葉などをヒントに手探りで書き進めていった。
──執筆後のPRについて
本が書店に並んでからでないと宣伝できないことをもどかしく思い、本が出るまでの作者の動き方、舞台裏も含めて全て読者に届けようと思ったのがオンラインサロン立ち上げのきっかけ。本を読み終わって終わりではなく、作者の思いやPRの試行錯誤を立体的に届ければ、もっと本に愛着をもってもらえるのではないかと思った。
──SHOWROOMでの生配信について
オンラインサロンと同時期にSHOWROOMでの生配信を始めた。生配信には長い間苦手意識があったけれど、葛藤のある場所にチャンスがあると信じて、始めてみたら思った以上に新しい気づきがあった。生配信を経験したことで、動画への耐性がついたのでBASEのライブショッピング機能という新機能が出た時にもいち早く試せた。この時、トークイベントなどを開催せずとも、自分の力で100冊のサイン本を売り切ったことで、自信もついたし、これからは本の売り方が変わるとワクワクした。
同時に、自分がこれまでウェブが強みと言いながらも、苦手意識から試していない領域があったことを反省もしたので、これからはもっと柔軟に新しいものを試しつつ、ネットと本の販売をどう紐づけていくか考えていきたい。
──今後の創作活動について
スマホ世代の人にもサクサク読めるビジネス本を出したい。旅の本や手帳、これまでの書籍の文庫版の出版も控えているので、本を立体的に届けるということを1冊ずつしっかりとやっていきたい。
小説に関して言うとツイッターなどで見かける匿名アカウントがテーマとして気になっている。そのために匿名のアカウントを実際に運用していて、日々ネタ集めをしている。
約40分のトークの後は、質疑応答の時間にしました。生配信視聴者と会場の2ヵ所から質問を募集して交互に答えていくという手法を取らせていただきました。 ご参加くださった皆様、ご視聴くださった皆様、どうもありがとうございました。
- 電子あり
切ない人間模様を描く、はあちゅう初の小説集!
香港に留学したサホはアメリカン・ボーン・チャイニーズのマイケルと出会う。彼は奇妙な秘密を漏らすように──(「世界が終わる前に」)/合コンで出会った森さんから出張中だけ家の留守番を頼まれた美幸。海を越えて彼から届くPCメールは不思議な感覚をもたらし……(「六本木のネバーランド」)/言葉や距離を超えて築かれる、友達とも恋人とも名づけられない“あなた”との関係。
1986年生まれ。幼少期を香港、シンガポールで過ごす。慶應義塾大学法学部在学中に友人と企画した期間限定ブログが書籍化されたことをきっかけに媒体を横断した発信を開始。卒業旅行は企業からスポンサーを募り、タダで世界一周を敢行した。卒業後、電通、トレンダーズを経てフリーに。『疲れた日は頑張って生きた日 うつ姫のつぶやき日記』『半径5メートルの野望』『言葉を使いこなして人生を変える』など著作多数。noteで継続している月額課金制マガジンや有料オンラインサロンも好評。
ツイッター、インスタグラム @ha_chu
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