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全世代必読! “暑苦し切ない”、体育会系青春小説。
1981年。シティボーイになるために上京した僕が入学したのは、国士舘大学体育学部体育学科。僕の、特別すぎる4年間が幕をあけた。体罰、しごき、上下関係 ……あの頃はそれが日常だった。猛獣たちが詰め込まれた「檻」の中で、もがき苦しみながら勝ち取ったものとは──。
著者メッセージ
![著者写真](https://news.kodansha.co.jp/content/images/201603/1375/photo.jpg)
装丁を目にするだけで漂ってくる、あの思い。1980年代の国士舘は、泣く子も黙る学校だった。鼻息を荒らげ、体育学部に入学した者たちは、その伝統に押し潰されまいと、もがき、苦しみ、肉体に痛みを刻みながら、永遠に続くと思った1年を経験する。2年生になった彼らは、理不尽なまでに浴び続けた拳を、”伝統”と称して新1年生に与えるのだろうか。3年生となり体罰やシゴキから解放された彼らに、本当の自由は訪れるのだろうか。そして4年……。国士舘大学体育学部の特別な4年間は、絶対に負けられない戦いの連続だった。いつの日も、小さなプライドを胸に拳を握った。時が経ち、生温くなった時代にあくびをしていたら、あの頃の自分に胸ぐらを掴まれた。「過去に恥じる生き方していないだろうな」と。俺たちはあの時代の延長線上に生きている。青春を過去のものにしたくなければ、そっと拳を握ればいい。握った拳の中には決して失くしてはならないものがあるはずだ。それがある限り、男の、おやじたちの青春は終わらない。
著者プロフィール
栗山圭介(くりやま・けいすけ)
1962年、岐阜県関市生まれ。国士舘大学体育学部卒。 広告制作、イベントプロデュース、フリーマガジン発行などをしながら、2015年、一念発起し、2年の歳月をかけて初めての著作『居酒屋ふじ』を書き上げた。本書が2作目となる。
国士舘OBたちからの熱い支持!
●国士舘卒業生であることを初めて誇りに思いました!!(39歳男性 法学部)
●最近はかわいい国士舘女子が校内を闊歩してますけど……内面は主人公に負けてませんよ!(27歳女性 工学部)
●科学的トレーニングを取り入れている他学を、圧倒的な精神力と練習量で蹴散らすのが国士舘スポーツの原点である!!(51歳男性 体育学部・剣道部)
●全ての日本男児に捧げたい一冊。(59歳男性 経済学部・剣道部)
●文部省役人に読ませてやってください。(51歳男性 法学部・剣道部 教員)
書店員さんの熱い推薦!!
●この物語は青春の汗と涙と熱き血潮でできている!! 格別で凝縮された昭和の匂いと不器用な男気に鳥肌が立ち、身も心も熱くなった(もちろん目頭も……)! これは決して特別な話ではない。同じ時を過ごした全ての者たちの物語だ。読み終えて、あの頃の仲間たちと無性に語り合いたくなった。(三省堂書店 内田剛さん)
●まるでノンフィクションのごとく、私の青春と重なった。読了後せつないが楽しかった時代を思い出し、明日からも頑張ろうと思った。(明林堂別府本店 冨田昭三さん)
●こんな世界があったのか……と驚きながら読みました。大学の頃は学部とかクラスのつながりは薄かったなぁ……という思い出なので、この物語の男たちの熱いつながりがうらやましいような、そうでもないような……(笑)。一人一人のキャラの設定がよくて、勝手に顔とか想像しながら読みました。入荷したら、1冊は教育論の棚のところにも差してみようと思います。(勝木書店 樋口麻衣さん)
読者からの熱いメッセージ、続々!!!
●国士舘の伝説がようやく明らかになった。(55歳男性 投資家)
●体育会系男子好き女子必読。友情に妬けちゃう。(37歳女性 編集者)
●ついぞ知りえなかった彼らの世界をのぞきみできて興奮!(34歳女性 公務員)
●命がけで友情を育てている。彼らの本気さに感動した。(29歳男性 プログラマー)
●ウソでも泣ける。(35歳男性 俳優)
●あの時代の国士舘のような大学が100校あれば、日本は変わる。(65歳男性 無職)
●ある意味BL。萌えた。(30歳女性 美容師)
●今こそ自慢できる俺たちの四年間。(53歳男性 農業)
●タイトルだけでゾクゾクした。(35歳 会社員)
●必読必笑!(35歳 会社員)
●この本のおかげでフルマラソン完走できました。(53歳 メーカー部長)
●単なる思い出とは違う大切な宝物。(53歳 パチンコ店経営)
●久しぶりに息子と話すことができました。(53歳 不動産会社)
●久しぶりに血が騒いだ。まだ何かやれる気がしてきた。(53歳 自営業)
編集者メッセージ
鈴木成一さんの装丁デザインを見ただけで、けっこうグッときます。事前に宣伝用プルーフを読んでいただいた方からの反応がすごくて、皆さん、周りの方にそのプルーフを 渡してくださっています。サンフレッチェの塩谷選手は、今年のゼロックススーパーカップ――見事な先制アシストで勝利に貢献――を終えて広島に帰る新幹線の中で、一気読みされたそうです。自分が「体育会系」でなくても、人生で必ず「体育会系」に関わることはあると思います。笑って笑ってすこし泣ける、正統派の青春小説です。ぜひ、手にとって、のぞいてみてください。
(文芸第二出版部 戸井)
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