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昭和初期、四国と思いきや東京は本郷あたり──カラスヤサトシの文庫で100年散歩
タイトルが「足摺岬」ということで四国の風景を描こうと思いきや解説読むと「作者は足摺岬に行かないでこの作品を書いた」とあり、なんとなく実際に見たっぽい東京本郷の景色を選んだ次第。無縁墓をつみあげたものは今もよく見ますが、フツーに垣根にしてることはさすがに現代では見られない情景かなと。(カラスヤ)
レビュアー
1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』第1巻など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。新刊『オレは子を見て育とうと思う』(竹書房)『毎日カラスヤサトシ』第2巻、『カラスヤサトシ』第8巻(講談社)『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』(新書館)、『カラスヤサトシの怖いところに手が届く』(集英社)、『おとろし』(秋田書店)、大好評発売中です。
近況:積読がけっこうたまってきております、正月休みに解消したい。
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