シリーズ開始から15年! 大人気ネオロマンス『遙かなる時空の中で』シリーズ待望の最新作がARIAにて好評連載中。ゲームのキャラクターデザインを手がけ、さらにコミカライズした水野十子さんに、最新作の魅力を伺った。
平凡な女子高生の梓は、2ヵ月前に入院したおばあちゃんのお見舞いの帰りに階段から足を滑らせて落ちてしまう。目を覚ました梓を取り囲む男たちが口にした言葉は「龍神の神子」「帝都」「大正」。見知らぬ世界でピンチに陥った梓は、自らを“鬼”と名乗る謎の青年、ダリウスに助けられ、彼の邸へと匿われるが……? “龍神の神子”として異世界へ召喚されてしまった梓の恋と運命は──? 伝説が、再び始まる……!
──「遙かなる時空の中で」シリーズのキャラクターデザインとコミカライズをずっと担当されてきた水野十子さんにとって、今作『遙かなる時空の中で6』の魅力はどんな点でしょうか?
水野:やはり、主人公がこれまでのシリーズと違った立場だというところでしょうか。大正時代(異世界ですが)の和と洋が入り混じった世界観でのダークなストーリーとかも、個人的に魅力に思いました。
現代の女子高生・梓が目覚めると、そこには軍服の男性たちが──。(第1巻より)
──第1話の原稿で特に力を入れられた点や見所を教えてください。
水野:主人公の描き方、それとできる限り大正感を出すようにはしたと思います。アシスタントさんにはかなり背景で無理なお願いをしました。
ロマン漂う華やかな描写も見応えがある。(第1巻より)
──最後に読者の皆様に一言。
水野:ゲームをされていない方にも楽しんでいただけるようがんばりたいと思います。お付き合いよろしくお願いいたします。
異世界へと召還された梓は囚われた運命の行く末は? 発売中の2巻ではさらなる混迷へと物語は進む──。(第2巻より)