遠い未来、人類は宇宙獣と戦っていた——
才原さん「アズマさんこれで何回目ですか? 本当に死にますよ?」
アズマ「・・だって瀕死じゃないと・・才原さんに・・会えないじゃないですか!!」
「この位やられないと・・・・ ・・・・スーパートリアージに運ばれないもん」
才原さん「何度もお話した通り・・・・ あなたとはお付き合いできません」
しかし、速攻でフラレるアズマ!
失恋のショックでアズマの生体反応が0.001に!
ヤバい、彼が死ねば、人類の希望は闇に閉ざされてしまう!
パンチラは、遠い未来でも偉大であり続ける!
(どうでいいことだが)量子医学って、なに? いいかげんな肩書きだなぁ、と思って検索したら、ちゃんとそういう医療分野があったので、ちょっと反省した。
(いい意味で)見開き絵の変態作家
同時に加藤文孝は、「すっごくかわいいんだけど、すっごい変な女の子に振り回されたい」欲求が押さえきれない作家だ(多分ね)。ごく普通の男子高校生が、「神様をやめたい!」と願う女子高生姿の神様と旅をするデビュー作『三千年目の神対応』は、そんな厨二病的欲求に溢れていた。なんというか……、その……、
絵のスケールに対してキャラクターのスケールが小さい!
その作風と、嗜好がめちゃくちゃアンバランス!
『空来船打払令』と『三千年目の神対応』で作者が見せた、その両極端な資質。その一見相容れない資質に抗うことなく、「両方を一緒にやっちまおうぜ」と、このガチガチ未来SF設定のラブコメにたどり着いた。そうしたら、とんでもない化学反応が起きてしまった……というのが、この『スーパートリアージ』である(というのが私の勝手な見立てだ)。
たとえば第2話で、下半身を損傷したアズマが、才原さんのもとに運ばれてくる。治療開始!
アズマ「子孫にこの仕事を繋ぐことも考えないと」
「恋愛も大事かと・・・・ ・・才原さんだって・・・・」
才原さん「母親と同じこと言わないで下さい!!」
「まったくみんなして結婚はまだかとか・・うるさい・・・・」
アズマ「・・・・才原さんはガードが固すぎるんですよ・・・・」
そしてなんで見開き?
なんでここまで描き込まれているの?
なにより、見開きで鼻血ブーって……。
そう考えると、おかしみが止まらない。本作は基本的にこういうショートストーリーの連続で、そうしたエピソードを積み上げてストーリー漫画として展開していく。第1巻では宇宙獣の正体についてのヒントが描かれたりするのだが(それはそれとして)、もっと才原さんのツンデレをください!という気持ちでいっぱいである。
ちなみに私の頭の中では、才原さんは常に浜辺美波に自動変換されていることは、(どうでいいことだが)どうしてもお伝えしておきたい。








