鉄道趣味を持つ鉄道ファンたちを、親しみを込めて呼ぶ愛称「鉄ちゃん(てっちゃん)」。末は撮り鉄か、乗り鉄か? 小さい鉄ちゃん、その名も「こてっちゃん」応援特集として、電車の旅に持って出かけたい、パパ鉄ママ鉄、家族みんなで楽しめる鉄道関連本2冊をご紹介します。
■電車での旅におすすめの一冊:1「最新版 電車大集合1922点」 写真:広田尚敬/広田泉 文:坂正博
<内容紹介>
全国で走る最新のJR・私鉄の車両を、ボリュームたっぷりに取り上げた鉄道写真集の決定版! 1922点にもわたる鉄道写真の数々を、親子で楽しめる1冊に仕上がりました! 写真は、「鉄道写真の神様」と呼ばれる広田尚敬氏と、尚敬氏の次男で同じく写真家の泉氏の撮り下ろし。質の高い写真の中でも、「電車の顔とかたちにこだわった」子どもにも伝わりやすく分かりやすい写真を厳選。日本中で走る鉄道車両の勇姿を、余すところなく載せており、コ鉄もママ鉄も、もちろん大人の鉄道ファンも必携の鉄道写真集です。
全国で活躍する、さまざまな鉄道車両を一挙に紹介した鉄道写真絵本の決定版!登場する車両は、新幹線・特急・在来線・路面電車・モノレールなど、多種多彩。私たちの生活を支えるそれらの車両を路線別に分け紹介しました。写真は、日本を代表する鉄道写真家、広田尚敬・泉親子の撮り下ろし。「鉄道写真の神様」広田尚敬の珠玉の写真が満載です。コ鉄もママ鉄も、もちろん大人の鉄道ファンも必携の鉄道写真集です。
登場する車両は、新幹線・特急・在来線・路面電車・モノレールなど、多種多彩。
これらの車両を、新幹線と特急・首都圏・甲信越・北陸・東海・関西・中国・四国・九州・沖縄・東北・北海道と、地域別に分けて、それぞれの地域で活躍する鉄道を余すところなく紹介していきます。
現在運行している車両はもちろん、引退した車両も紹介。もちろん首都圏のみならず各地を縦断する、とにかくたくさんの車両を掲載。全国各地のこてっちゃん、パパ鉄ママ鉄が一緒に楽しめる1冊に仕上がっています
<著者紹介>
広田尚敬(ひろたなおたか):右
1935年、東京生まれ。学生時代に、鉄道雑誌で最高峰といわれるアメリカTRAIN誌に作品を発表。1960年よりプロ写真家として活動。1968年の初個展「蒸気機関車たち」で独自の表現世界を展開して評判となり、鉄道写真を社会にアピール。単なる走行写真にとどまらない「流し撮り」「長時間露光による夜間撮影」など斬新な手法を次々と生み出す。また、日本鉄道写真作家協会の初代会長を務めるなど、「鉄道写真の神様」として作品と人柄を慕われている。2010年には活動 60周年を記念し、6つの出版社より7冊の書籍が刊行された。
広田 泉(ひろたいずみ):左
広田尚敬氏の次男として生まれ、幼いころより、スピード感あふれる電車に興味を抱く。尚敬氏に手ほどきを受け、鉄道写真歴は25年を超える。フリーランスの写真家としても活躍し、独特の感性と天性の色彩感覚で注目されている。カメラやレンズの解説も、独自の切り口で手掛けている。近年は「のりものアルバム」シリーズで実績を残している。
■電車での旅におすすめの一冊:2「新幹線のたび ~金沢から新函館北斗、札幌へ~」著:コマヤスカン
<内容紹介>
この絵本では、新幹線に乗って日本国内を旅するお話をパノラママップでたどっていきます。全ページパノラマを駆使して描かれた絵本の中身は、上がパノラマ、下が車内の様子となります。第1弾では、青森にすむ鉄道ファンの女の子が、鹿児島にすむ祖父母の家まで、お父さんといっしょに新幹線で旅をする姿を描きました。待望の第2弾では、北陸新幹線、北海道新幹線の開業を記念して、日本海側からの壮大なパノラマ絵を描きました。雄大な北アルプス。そして、津軽海峡、北海道の大地。パノラマ絵でしか見られない、日本列島の姿。北陸新幹線かがやきは、美しい日本海や北アルプスを望みながら走り、関東平野にたどりつきます。大宮からはやぶさは本州を北上し、青函トンネルを走り抜け、新函館駅に到着します。札幌まで、特急スーパー北斗は、有珠湾に沿って、壮大な北海道の大地を走ります。
『新幹線のたび』待望の第2弾!
北陸新幹線、北海道新幹線の開業を記念して、日本海側からの壮大なパノラマ絵を描きます。雄大な北アルプス。そして、津軽海峡、北海道の大地。パノラマ絵でしか見られない、日本列島の姿。
あずさちゃんとそうやくんとお母さんは、朝、金沢を出発して、北海道・札幌にすむお父さんに会いに行きます。
北陸新幹線「かがやき」は、美しい日本海や北アルプスを望みながら走り、関東平野にたどりつきます。
大宮から「はやぶさ」は本州を北上し、青函トンネルを走り抜け、新函館北斗駅に到着します。
パノラマの下段に描かれる車内の様子には、駅弁の特徴や地域の特色も。
札幌まで、特急スーパー北斗は、有珠湾に沿って、壮大な北海道の大地を走ります。
本州から北海道の細やかに描かれた気候による彩りの違いにも注目です。
<著者紹介>
コマヤスカン
愛知大学文学部社会学科卒業。大学では美術部に在籍し、おもに洋画製作に取り組む。その後、「子どもの本専門店 メリーゴーランド」の絵本塾で絵本づくりを学ぶ。『あっぱれ! てるてる王子』で、第30回講談社絵本新人賞を受賞。『決戦!どうぶつ関ヶ原』(講談社刊)など。