サラダは好きですか? 苦手なあなたにこそ読んでほしい一冊
私は正直なところ、あまり得意ではありません。食べるのも、作るのも。
外食で小鉢として出てくるサラダが、どこか“あまり美味しくない”印象のままなのです。
もちろん、最近流行のサラダボウル専門店で食べれば「すごく美味しい!」と感動することもあります。でも、それを家で再現できるかというと……なかなか難しい。
野菜は摂りたいので、市販の美味しそうなドレッシングをとりあえず揃えておく──そんな状況が我が家の日常でした。
その“サラダ迷子”状態を見事に解決してくれたのが、2025年11月04日発売の『SHIORIのむげんサラダ』です。
身近な食材で作れ、盛り付けもおしゃれで、しっかり満足感のある“彼ごはん”は多くの女性に愛されてきました。“むげんシリーズ”として『むげん小鍋』『むげんうどん』もヒットし、本作は待望の第3弾。
今回は「彼」はもちろん、友だちや家族にも自信を持って出せる“本当においしいサラダ”が揃っています。
実際に4品作ってわかった「お店レベル」の味
■トマトとしらすのポン酢サラダ(和のサラダ)
我が家の「彼」代表として本書を夫に渡し、「どれ食べたい?」と聞いたところ、トマト好きの彼が選んだのがこちら。
クセのあるみょうがも、生姜とごま油と合わせることで香りがまとまり、想像以上においしい! これは我が家の定番に決定です。
■大根とかにかまのゆずこしょうマヨサラダ(和のサラダ)
ほんの少しの砂糖がしっかり味をまとめてくれる——この“ひとさじの魔法”は本書ならではの学びでした。そして海苔! これがまた最高に合うんです。
■切り干し大根のソムタム(世界のサラダ)
すると食卓の中心にドーンと構える大皿サラダに。しかし、そんな大皿もあっという間に完食するほどの美味しさ。
和食の定番・切り干し大根が本格エスニックに変わるなんて……うれしい驚きでした。
■セロリのサラダ(洋のサラダ)
サラダは“無限”だった。組み合わせ次第で何通りも作れる!
1週間サラダを作り続けてわかったのは、「サラダって、こんなに自由で、こんなに化ける料理だったんだ!」ということ。
野菜の組み合わせ、調味料の組み合わせで、まさに“むげん”のバリエーション。
肉や魚ではここまで幅広くはなりません。
そしてもうひとつ、大きな発見が。
「簡単=手抜き」というサラダの固定観念が覆る、ということ。
正直、これまでのサラダのイメージは、葉物をちぎって市販ドレッシングをかける、どこか手抜き感のある存在でした。(しかも水切りが甘いと、途端に味がぼんやりする。これも本書で学びました……!)
ところが、『むげんサラダ』で作った4品はすべて、
・パパッと作れる手軽さ
・市販ドレッシング不要
・なのに“お店レベルにおいしい”
という衝撃のレシピばかり。
これ、宅飲みやおもてなしに出しても絶対に褒められるやつです。
「料理上手だね!」と言われる未来が、はっきり見えます。
「ついでのサラダ」を卒業して、“食べたいサラダ”を作ろう
写真集のように眺めても楽しく、片手サイズでキッチンに置きやすい。健康のためにも、献立の幅を広げるためにも、各家庭に一冊置いて損なしのレシピ本です。
“ついでのサラダ”ではなく、「今日はこのサラダが食べたい!」と思える食卓へ。
サラダとの距離がぐっと縮まる、心強い味方です。








