根性論を押しつける、相手によって態度を変える、完璧主義で細かすぎる、相手を見下す、過大なノルマを押しつける、陰で足を引っ張る、八つ当たりする、自己保身に走る……令和時代にはさすがに減ったとはいえ、悲しいことにどんな職場にもこうした人たちは存在しています。
これまで7000人以上を診察してきた精神科医の著者によれば、「最も多い悩みは職場の人間関係に関するもので、だいたい職場を“腐らせる”人がらみ」とのこと。意外なのは、管理職や上司ポジションの人だけでなく、若者にもいることです(言われたことしかやらないとか特定の部署にこだわるとか)。かれらの精神構造と対策を盛り込みました。
タイトルのインパクトが強い分、帯には描き下ろしのイラストを入れ、手に取りやすいようにしました。
人気ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)とセットで楽しんでもいいかもしれません。
──学芸第一出版部 佐藤慶一
レビュアー
学芸第一出版部