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ちいかわ作者、ナガノの「おいしい」毎日! つくっても買っても、むちゃうまライフ!!

くまのむちゃうま日記(1)
(著:ナガノ)
2022.07.23
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「日本キャラクター大賞2022」でグランプリを受賞した、『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』の作者であるナガノ先生の最新作『くまのむちゃうま日記』は、家で作った料理をはじめとする食べものの話がいっぱい出てきます。

しかも、その食生活が相変わらず“ジャンク好きの庶民派”というところが、『MOGUMOGU食べ歩きくま』(全3巻)の頃からのファンとしては嬉しいところ。
だから、「そうそう、あるある、わっかるわー!!」の連発です。
中でも特に親近感を覚えたのが、ハンバーグ作り。

市販のハンバーグは楽だけれど口に合わないので、私も気力のあるときは自分で作りますが、いつもちょっと柔らかい。なぜなら、タネに加える卵が、白身の塊と一緒にドバッと入ってしまうから。
そして、焼け具合を確かめるために刺した箸から、肉汁が溢れ出てしまったときの悲しさと言ったら!!
さらに見た目も大事と知りながら、お腹空いてるし、熱いものは熱いうちに食べたいしで、ハンバーグだけが乗ったお皿……って、私の生活見たんかい!!と言いたくなるほど一緒(笑)。

だから「買った方が早インパラ」の登場に、「それなぁ」と私の心も呼応してしまいました。
費やした時間と後片付けを考えると、ホント「買った方が早インパラ」なんですよ。
タチの悪いことに、こんなインパラも出てきます。

これなら自分で作った方が断然安い!と張り切って買い物に行っても、それだけで力を使い果たして、こうなることもしばしばで……。

敗者の気分で、「また今度(コンド)ル~」と冷凍庫送りにした食材も多く、またしても私の生活見たんかい!!です。

そして、なんか小腹空いたけど、夜だからガッツリ食べたら胃にもたれそう、というときに私もよくやるのが、立ち納豆。

こんな姿、人に見せられないなぁと思いつつ、次の食べものを探しながら立って食べていることが多く、ご飯にかけるよりそのまま食べた方が美味しいと思っているので、わっかるわー!!と思ってしまいました。

しか~し、こんなご時世だからと友人との会食も控え頑張ってきた自炊も、はっきり言ってもう飽きた。
そんな心に、そっと寄り添ってくれたのが、こちら。



「そんなに頑張らなくても、いいんだよ~」ということだと、勝手に解釈しました(笑)。

まぁ、こういうときは、プチ贅沢をするに限ります。
「和菓子村上」といえば、100年以上続く金沢の老舗和菓子店。
ジャンク好きの“くま”も、食べたことがなかった「みかん大福」を買うのですが……、

『くまのむちゃうま日記』には、食べてみたいものや、まだ食べたことがない話題の食べものが色々と出てきます。そしてそのどれもが、お手頃価格というのもありがたい。

ツッコミどころ満載だけれど、庶民のささやかな楽しみをとても大事にしている“くま”は、日常の小さな幸せを見つける名人。

この本を見たら、今度これ買ってみよう!作ってみよう!と思うだけでなく、「あっ、これ私だ!!」というお話に、きっと出会えますよ。

  • 電子あり
『くまのむちゃうま日記(1)』書影
著:ナガノ

ちょっとした外食に、お手軽おうちごはん。おいしいものがあるだけで、こんなに楽しい毎日だ!
生きてると、つらいときもあるけれど、「うまい」の3文字で幸せになれる。
お片づけや洗い物はちょっぴり面倒だし、隙あらば「買った方が早インパラ」が襲来する、波乱万丈!?なくまのむちゃうまデイリーライフ、どうぞお楽しみください!

レビュアー

黒田順子

「関口宏の東京フレンドパーク2」「王様のブランチ」など、バラエティ、ドキュメンタリー、情報番組など多数の番組に放送作家として携わり、ライターとしても雑誌等に執筆。今までにインタビューした有名人は1500人以上。また、京都造形芸術大学非常勤講師として「脚本制作」「ストーリー制作」を担当。東京都千代田区、豊島区、埼玉県志木市主催「小説講座」「コラム講座」講師。雑誌『公募ガイド』「超初心者向け小説講座」(通信教育)講師。現在も、九段生涯学習館で小説サークルを主宰。

公式HPはこちら⇒www.jplanet.jp

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