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後ろめたいご飯ほど美味しい!!  完全無欠美女はジャンクグルメ大好き干物女!

金曜日のバカ飯先輩(1)
(原作:赤堀君 漫画:よしづき くみち)
2022.06.12
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「金曜日だし、いいか」

題名がいいですよね、『金曜日のバカ飯先輩』。勢いがある。



そうそう、金曜日って特別。「金曜日だし、いいか」って、何がどういいのかサッパリ謎なのだけど、金曜日のあの瞬間は普段は禁じていることを許してしまうんですよ。ハイカロリーなご飯とかお酒とか。ちなみに、同じことを金曜日以外の平日にやってしまうと「火曜日なのに金曜日みたいなことをしちゃったなあー」と懺悔(ざんげ)してから、金曜日のお楽しみを待つのです。

「バカ飯先輩」こと“皇(すめらぎ)先輩”が、金曜日の夜の自分に許しているタブーは……?



ホカホカに解凍した冷凍うどんに、これでもかとトッピングを重ねて仕上げる糖質も脂質も無制限なうどん。その名も「罪深きバカカレーうどん」! バカの限界突破みたいな食事だ。

このバカグルメの考案者は本作の主人公・“辛坊くん”。皇先輩と同じ食品会社の企画部に勤める若手社員。新商品の企画会議で提案した渾身の1皿でした。バカバカしいくらい過剰かつおいしそう。そりゃ金曜日に食べちゃうよ。

でも、企画会議での皇先輩からの評価は……?



めっちゃ怒ってる! たしかに20代女性をターゲットにした健康志向のご飯ではないかも。指摘はごもっともではあるものの、皇先輩は日頃から辛坊くんへの当たりがとてもキツい。



パワハラで通報されたら内部監査がすっ飛んできそうな言動もチラホラ。どうしちゃったの? そして関係者の顔面がずらっと並ぶWeb会議の公開処刑感、わかるなあ。

皇先輩は仕事にストイック。ヘルシーなヒット商品を沢山考案してきた実績があります。そんな皇先輩にボコボコに怒られ続けている辛坊くんだけが知っている秘密。それが『金曜日のバカ飯先輩』なのです。

Web会議の切り忘れにご注意

Web会議で公開処刑されてしまった辛坊くんは、リモートワークにおいて発生しそうなアクシデントに遭遇します。



仕事でミスなんか絶対にしない皇先輩が、まさかのWeb会議ソフトの切り忘れ。鬼先輩の弱みが握れるかも! と画面に張り付く辛坊くん。仕事を終えてすっかり無防備になった皇先輩は次から次へとまさかの姿をさらすことに。私生活がダダ漏れだ。



リモートワークあるある、体の下半分はズボラなジャージ。しかも高校のジャージです。皇先輩ってば物持ちがいい。



ズボラなオフモードに入った皇先輩のお夕飯は、辛坊くんが考えた「罪深きバカカレーうどん」。辛坊くんの企画書を思い出しつつ再現し、「金曜日だからいいの」と謎の言い訳と共に口へ運び……!



この喜びよう。さっきとは別人。実は皇先輩は超食いしん坊で、なかでもバカ飯が大好きなんです。仕事ではあんなにヘルシーな食べ物を考えているのに、私生活ではバカ飯に癒やされてる。公私がパキッと分かれてます。

ハイレベルなバカ飯

ちょいちょいWeb会議を切り忘れたままタブーに耽(ふけ)る皇先輩と、そんな彼女の豪快なバカ飯ライフを目撃する辛坊くん。やがて、皇先輩が好むバカ飯のバカ度が常にハイレベルであることもわかってきます。ムラなくバカなんです。



過剰にジャンク。そこまで盛る!? でも本当に好きなんでしょうね。「いただきます」って手を合わせる仕草やエレガントな食レポに愛を感じます。見てるこっちも食べたくなってくる。



一手間かけて食べるコンビニスイーツだってめちゃくちゃバカ。そう、究極のバカ飯ってバカすぎて市販されないから自作するしかないんですよ。

そして、何を隠そう辛坊くんもバカ飯が大好き。そりゃそうだ、企画会議で「罪深きバカカレーうどん」を提案するくらいだもの。



つまり、バカ飯を愛するこの2人は、心のどこかで呼応しあっているのかもしれません。ふだんの皇先輩のクールさと金曜日の夜のバカさのコントラストがかわいい。辛坊くんは、パソコン越しに何を思う?

ところで1巻に出てくるバカ飯たちの総カロリーはどのくらいなんだろう……。

  • 電子あり
『金曜日のバカ飯先輩(1)』書影
原作:赤堀君 漫画:よしづき くみち

仕事にストイックなクール美女、皇(すめらぎ)先輩は僕の指導社員。
なのに、やたら僕にだけ厳しい。いったいなぜなんだ!?
ある金曜日のこと。リモート会議が終わっても先輩は画面をつけたまま。
好奇心から覗(のぞ)き見してみると、画面の向こうではなんと、金曜日だけの特別な宴が繰り広げられていた!
オフの彼女の姿は……ジャンクグルメを食べ尽くす、まさかの超食いしん坊だった!?

レビュアー

花森リド イメージ
花森リド

元ゲームプランナーのライター。旅行とランジェリーとaiboを最優先に生活しています。

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