今日のおすすめ

【まとめ】戦後最大ベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』再び!

女優の黒柳徹子さんが子ども時代に出会った、小林宗作先生とトモエ学園での思い出を綴った『窓ぎわのトットちゃん』。
800万部を超える日本の戦後最大のベストセラーとして知られていますが、刊行から35年をすぎても、「わたしもトットちゃんだった」「トモエ学園のような学校で学びたかった」と変わることなく愛され、世代を超えて読み継がれている、世界的大ロングセラーでもあります。
世界中に翻訳された総部数は、約1,000万部。軽く日本の部数を凌ぎます。インドでは作中に出ている「電車の教室」を模した教室が作られ、中国では日中関係が冷え込んで、日本関係の本が書店店頭から消えたときも「トットちゃん」だけは違うと堂々と書店に並らべられ、今にいたるまでベストセラーリストに入っています。間違いなく世界でもっとも愛されている日本の本といえます。
ここでは、現在お求めになれる『窓ぎわのトットちゃん』をご紹介します。子どもにも大人にも読んでいただけるよう、さまざまな本の形でお楽しみいただければと思います。

2016.07.23
  • facebook
  • X(旧Twitter)
  • 自分メモ
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

あらすじ

トットちゃんは、小学校一年なのに退学になった。一年生で! ママが新しい学校を一生懸命探した結果、通うことになったのはトモエ学園。話すことがなくなるまでお話を聞いてくれた小林先生が好きになって、トットちゃんはこの学校に通うことにしたのです。
電車の教室、好きな教科から学んで良い授業、子どもの違いを認めながら、みんな一緒に楽しめる工夫とアイディアがいっぱいの学校で、トットちゃんは自由闊達に育っていきます。そして「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」という小林先生が折りに触れて語った言葉は、トットちゃんに、大きな自信をあたえてくれました────。トモエ学園での教育とそこで学んだ子どもたちの姿を描いた、自伝的ノンフィクション。

イラストマップ/こがしわかおり『絵本 窓ぎわのトットちゃん』より

『絵本『窓ぎわのトットちゃん』』書影
作:黒柳徹子/絵:いわさきちひろ

判型/B5変型版 ページ数/192ページ 定価/本体3,000円(税別)

『絵本 窓ぎわのトットちゃん』担当者より

2014年に発売された「トットちゃん」の絵本版です。低年齢のお子さんが読みやすいように、各見開きページにいわさきちひろさんのイラストを収録。また、すべての漢字に読み仮名をふりました。お子さんが扱いやすいよう2巻に分け、第2巻に収録された黒柳さんの書き下ろし原稿も好評です。「最後まで、トモエが焼けてしまうところまで読んでほしい」という黒柳さんのご希望で、セットのみの販売です。単行本では味わえない、絵物語の世界をどうぞ。

『青い鳥文庫『窓ぎわのトットちゃん』』書影
作:黒柳徹子/絵:いわさきちひろ

判型/新書版 ページ数/358ページ 定価/本体760円(税別)

青い鳥文庫『窓ぎわのトットちゃん』担当者より

青い鳥文庫の「トットちゃん」は、単行本の登場から10年後に生まれました。若い読者だった方々がお父さんお母さんになって、そのお子さんたちが読む――。タイミング的にはそんな感じです。原文のまま省略なし、あとがきも単行本のまま、でもすべての漢字にルビがふられている “いいとこ取り”なので、実は幅広い年代に読まれています。ときどき読み返すと新鮮な感動があるはず。成長する子どもたちとともにいる「トットちゃん」です。

『講談社文庫『窓ぎわのトットちゃん 新組版』』書影
作:黒柳徹子/絵:いわさきちひろ

判型/A6版 ページ数/384ページ 定価/本体760円(税別)

講談社文庫『窓ぎわのトットちゃん 新組版』担当者より

「きみは、本当は、いい子なんだよ」校長先生は、いつもそう言ってくれた。その言葉があったから、わたしはいまここにいます──。これは2015年8月の『窓ぎわのトットちゃん 新組版』刊行時に黒柳徹子さんから寄せられた言葉です。“自分のありのままを受け入れてくれる陽だまりのような場所”が、本書の中にはあります。新組版は文字が大きく読みやすく、絵もよりキレイになりました!! いつでもどこへでも気軽に持って行って読める文庫。続々重版出来!!です。

『単行本『窓ぎわのトットちゃん』』書影
作:黒柳徹子/絵:いわさきちひろ

判型/四六版 ページ数/285ページ 定価/本体1,500円(税別)

単行本『窓ぎわのトットちゃん』担当者より

1981年3月に刊行され大ベストセラーとなったオリジナル単行本。「世界のトットちゃん」はこの本から始まりました。四六判なので版面が大きく、文字組みの行間もしっかり空いていて読みやすく、小学生が手にとりやすい形になっています。いわさきちひろさんの挿絵も大きく描かれ、トットちゃんの世界に誘ってくれるでしょう。ハードカバーですから、プレゼントや蔵書にも向いています。

  • facebook
  • X(旧Twitter)
  • 自分メモ
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます