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「カラスヤサトシの文庫で100年散歩」──大正期鎌倉 寿福寺脇の踏切
(著:里見弴)
縁談やつれしているのはこの友人の娘で、何度も縁談がまとまりかけては破れ、疲れはてている様子。ていうか白と黒の踏切ってあんまり目立たなそうな気が。そして縁起が悪い気が。と思いきや白黒の幕が弔事に主に使われるようになったのは昭和のはじめ頃からだそうで、なるほど大正時代にはギリ、縁起悪くなかったのかと。(カラスヤ)
レビュアー
1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』第1巻など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。新刊『オレは子を見て育とうと思う』(竹書房)『毎日カラスヤサトシ』第2巻、『『カラスヤサトシ』8巻(講談社)『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』(新書館)、『カラスヤサトシの怖いところに手が届く』(集英社)、『おとろし』(秋田書店)大好評発売中です。
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