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江南游記──カラスヤサトシの文庫で100年散歩
(著:芥川龍之介)
この、三越はどこの三越かはわかりませんが、大正3年にできた地上5階地下1階の日本橋本店新館のことでしょうか。当時としてはものすごい最先端の建築だったそうで、そこからながめる古びた瓦屋根の景色だと思うとまた、寂しさの内訳が違ってくる気がします。(カラスヤ)
レビュアー
1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。
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