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2019.11.02

レビュー

【芸能界ラブ】超イケメン俳優の魔法にかかって、女子高生がアイドルデビュー!

フリルがいっぱい

厚底のハイヒールに、リボンに、フリルがいっぱい。あわい桃色のコルセットとニーハイの網タイツにラベンダー色のさらっさらな髪の毛。


「これは……!」という気持ちになった。これだけ盛りに盛って、しかもセクシーなのに、ちゃんとかわいい。この表紙を見て他のカラーイラストも見たくなりました。

『シークレット・シンデレラ~甘い秘密~』は「なかよし」で連載されている少女まんがだけど、かわいさと夢と甘さが満点なので大人の感想も知りたい。




かわい━━━━! こんな子が目の前にいたら時間が止まる。

大女優の“隠し子”がアイドルになってしまうとき

主人公の“葵あかね”は15歳の女の子。



姫カットがちゃんと似合う稀有な美少女。それもそのはず、あかねのママは国民的人気の大女優なんです。とある事情により、あかねの存在は非公開。つまり、あかねは隠し子として生きています。

スカウトは日常茶飯事。でも、あかねは隠し子だから目立っちゃいけません。ある日、いつものようにスカウトから逃げ回っているところを“ある男の子”に助けてもらいます。



「ほんとうに美少女だ」いいセリフだよ……というか、そちらも本当に美少年ですね……という感じなのですが、彼は超人気俳優の"姫宮ヒカル"です。「芸能界なんてキライ」「ママの娘だとバレてはいけない」と頑なに芸能活動を拒むあかねですが、ヒカルくんの魅力についつい引き寄せられ、「姫宮ヒカルの新作映画の妹役オーディション」に臨むことに。



オーディション会場でスポットライトを浴びながらヒカルくんと再会します。夢いっぱいすぎる。「得意なことは?」と審査員に尋ねられ、あかねは「演技です」とハッキリ答えます。たしかに「なりきる」ことがとてもうまくて、普段の自分なら恥ずかしくてできないことも、大女優から受け継いだ血が騒いで、とびっきり魅力的に表現できるんです。

こうしてあかねはオーディションでデビューを勝ち取りますが、「隠し子は目立っちゃいけない」問題とぶつかってしまいます。そこで姫宮ヒカルが出した答えは……、



“シークレットアイドル”として活動すること、でした。ここで第1話が終わるのですが、「シークレットアイドルって何!?」って第2話を1ヵ月待ったなかよし読者の気持ちを想像すると、楽しみで大変だったろうなと思います。シークレットアイドルとは、素性を隠し、別人になりきって生きるアイドルのことです。魔法にかかったシンデレラのような存在。

“あたし”のことをこんなにわかってくれる大好きな人

ゴージャスで夢いっぱいでぶっ飛んだ設定が散りばめられた本作ですが、とくにグッとくるところは「別人になれる」ところだと思います。秘密のアイドルで、しかも大好きな人の手によって変身できるんです。



本来の“あたし”のことをスラスラと言い当てるヒカルくん。



ヒカルくんに言い当てられるからこそ「とくんっ」と胸が騒ぐんですよね。



レッスン中も照れまくり。本作は少女まんがですし、その枠を踏み外す表現はないのですがむちゃくちゃセクシー。こちらも照れる。そして、そんな照れ屋で引っ込み思案なあかねが、正反対のキャラクターであるシークレットアイドルとして舞台に立つ時。



飛びっきり大胆で、さらにかわいくて、ヒカルくんが大好き。



美男子2人を従えて歌番組でラップを歌うことも。かわいいだけじゃなくて強い姿も見せてくれるんです。



シークレットアイドルに変身する数秒前。あかねは「ママの秘密は守るから」と祈りながら照明が降り注ぐステージに向かいます。ママには内緒のハラハラ感と、大好きな人への我慢できない気持ちが詰まっていて大好きなシーン。

圧倒的にかわいいビジュアルと、アイドルへの憧れと、色っぽさが込められたシンデレラストーリー。これからトップアイドルに登り詰めるあかねの姿が楽しみです。そう、あかねがステージと恋に引き寄せられてしまうように、読む側も引き寄せられてしまうんです。フリルとリボンとキスと夢が詰まってます。

レビュアー

花森リド イメージ
花森リド

元ゲームプランナーのライター。旅行とランジェリーとaiboを最優先に生活しています。

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