4月15日に新作『うちのクラスの女子がヤバい』第1巻が発売になった衿沢世衣子(えりさわ せいこ)さんに、作品が生まれた経緯や1巻の見どころ、今後の展開などを語ってもらいました! また、1巻発売を記念して直筆サイン色紙のプレゼントも!!
とある高校の1年1組は、いたって普通のクラス。ただし……女子生徒が全員超能力者で、 しかも〝無用力”と呼ばれるその能力は思春期しか使えず、おまけに何の役にも立たないおかしな能力で……!?
──『うちのクラスの女子がヤバい』はこれまでの衿沢さんの作品と比べると異色な作品ですよね。どのような経緯でこの作品が生まれたのでしょうか。
〝役に立たない能力の女の子”という設定がまず浮かび、担当編集と打ち合わせしながら「うちのクラスの女子がヤバイ」という言葉が出てきて、そこから盛り上がったのを覚えています。その後、ビジュアルイメージができてかなり固まっていきました。ワクワクする予感がしたので、珍しく「これだ!」というテンションで決まりました。
──〝無用力”という設定がとてもユニークなのですが、これを思いついたきっかけをぜひ教えてください。
前々から、戦いや欲望に直結しない、出来てもどうしようもない特技や能力、現象が好きでした。そういう話を、物語として面白くできたらいいなと考えていたと思います。
2話に登場する扇花は、イライラすると指が触手化する無用力の持ち主。
──1巻に登場する無用力の中で、一番気に入ってるものは何ですか? また、逆に「この無用力が自分に発生したら困る……」というものは?
透視能力は気に入っています。生きたまま筋肉の動きなどを自然に見ることができたら、かなりグロいかもしれないけどデッサン力は上がるだろうな~と思ったりしてます。 夢が浮いちゃうのは……近所の話題になったらちょっと恥ずかしいですね。
1話に登場する八麻利は、心拍数が上がると物が透けて見えちゃう。
男の娘・リュウの場合、眠っている時に見ている夢が空に映し出されてしまう。
──ずばり聞きます。衿沢さんご自身が思春期だった頃、衿沢さんにも〝無用力”ってありました?
実は今も……。
──え、一体どんな無用力なんでしょう……!?
しょうもなさすぎるので、またどこかでお話する機会がありましたら……。
──1巻の中で、自分的に一番気に入ってるキャラ、気に入ってるエピソード(回)を教えてください。
5話のミクニさんが気に入っています。 エピソードは……4話の2人は、これからどうなるかも気になっています。
人付き合いがちょっと苦手なミクニ。彼女の作るおにぎりにはある秘密が……。
ちょっと困った無用力の持ち主・点子を好きになってしまったクラスメイトのヤマモト…。
──少年誌での連載は初めてですが、ここまで連載してきてどうですか? 楽しい点や新鮮な点、難しい点などはありますか?
新創刊で、初めての少年誌というのが、とっても新鮮ですごく刺激になっています。「少年マガジンエッジ」という雑誌で、連載されてるひとつひとつの作品も個性的で熱いので、雑誌として盛り上がってくれたらいいなと思っています。私の作品を初めて目にしてくれる読者がほとんどだと思うので、今まで以上に盛り上がりや掴みみたいな事を考えるようになって、漫画を描くのがより楽しくなりました。
──今後の展開に関して、衿沢さんなりのオススメポイント・見所などをちょっとだけ教えてください。
今後は、まだまだあるクラスメイトの“無用力”や、5話に出てきた謎の組織の暗躍、学校の秘密など、謎が少しずつ明らかになっていくかもしれないです。
無用力を利用する謎の組織……? 学校内にも関係者が……!?
──最後に、読者の皆さんに一言お願いします!
はじまったばかりですが、『うちのクラスの女子がヤバい』楽しんでいただけたらうれしいです!
「うちのクラスの女子がヤバい」1巻発売を記念して、衿沢世衣子 直筆イラストサイン色紙を1名様にプレゼント!
【応募期間】2016年4月16日(土)~5月16日(月)
応募の受付は終了いたしました。