筋肉のために生きて筋肉のために死ぬ
『MADE IN YAMATO』のヒロイン・“信濃川大和”は、人生のリソースの大半を費やして「筋トレ」をする。筋トレ、いいこと尽くしですよ! 肩こりも解消するし、ちょっと重たい物を持っても体がグラつかない。
しかし大和の場合は「健康」とか「美容」とか、そういう次元の動機ではなく、脳の奥底で筋トレを選んでいる。で、このまま放置していたら、この人はいつか大変なことになるんじゃないかとドキドキしてくる。
ただ、いちトレーニーとして本作を読むと「すごくわかる……」と黙ってしまう瞬間が多々ある。
新しいマシンで自分を壊したい!
そんな彼女の夜のお楽しみはコチラ。
こちらの描写もとてもよくわかる。
ということで、大和の日常のあれこれは、冗談でもなんでもなく、筋トレ的には真面目な話だ。ただ大和の場合は常軌を逸したレベルまで突っ走ってしまっているので、出張先にジムがないと「困った」どころじゃ済まず、なんだか奥歯が割れそうなくらい歯ぎしりをして解決策をひねり出す(とんでもない方法でその課題をクリアしていた)。
死ぬのはだめだぞ
さて、筋肉と仲良しすぎるあまり筋肉に取り憑かれ筋肉に殺されそうな女・大和は、ほかの人間と仲良くできているのか。
さらに、筋トレをたしなむ者が大和にうかつに近寄ると大惨事が待っている。
そんな筋肉クイーンの大和にも「天敵」が存在する。もちろん筋肉関連の天敵だ。
絶好調でも絶不調でも死にそうなのは同じで笑ってしまうが、ここまで取り憑かれてしまったらお手上げというか、読んでるこっちはもはや応援一択……という気にさせてくれる。限界突破の筋肉マンガだ。








