知らない世界に出会えるから、お仕事マンガはおもしろい
いわゆる「お仕事マンガ」と呼ばれるジャンルが、私はとても好きです。
2025年12月9日に第1巻が発売された 『MYS』(ミース)は、「建築」をテーマにしたかなり珍しい一作。
私のように建築業界を初めて覗く読者にとっては、その異色さと熱量に圧倒され、夢中になること間違いありません。一方で、建築(特に設計)に関わったことのある人なら、その本格度にワクワクが止まらないはずです。
「卒業制作の甲子園」から始まる、七三の挑戦
甘さゼロの実力主義。アトリエ系建築事務所の洗礼
「おもしろい案ならいくらでも出資する」という実業家の依頼で、徳島県・星野島に私設美術館を設計することになります。
ここから、理想と現実がぶつかる“アトリエ系建築事務所”の本番が始まります。
キャラ濃すぎ? だからこそ面白い、設計の世界
一般住宅ではなく、「作品としての建築」を扱う世界だからこそ、求められるのは柔軟さと斬新さ。その結果、烏丸事務所に集うスタッフは、もれなくキャラ濃いめです。
全力でぶつかる七三と、距離を保つ美國
一方、バディ(?)となる美國は優等生タイプ。
この温度差のある2人が、今後どう噛み合っていくのかも大きな見どころです。
『MYS』が描こうとしている“建築の神話”
英語タイトルが The myth of architecture and architects であることから、「myth=神話」に由来しているのだとは思いますが、なぜ“MYTH”ではなく“MYS”なのか。その答えも、物語を読み進める中で明かされていくのかもしれません。
彼女たちが建築家としてどんな“神話”を築いていくのか――それを見届ける楽しみも、この作品にはあります。
勢いのある今こそ、飛び込んでほしい一作
物語はさらに建築業界の内部へと踏み込み、熱量も加速していきそうです。
勢いがある今だからこそ、新しいお仕事マンガに出会い、2026年を走り抜けるエネルギーをチャージしてみてはいかがでしょうか。








