「ひょっとして私、浮気相手なの!?」28歳、社会人。選べない恋、してます。

『先輩と彼女』『スプラウト』『隣のあたし』『青夏　Ao-Natsu』……。リアルな感情表現と温かみのある絵柄で、多くの読者の心を掴んできた南波あつこ先生。青春時代の甘酸っぱい恋愛や葛藤を描く作品に夢中になった人も多いのではないでしょうか？

そんな南波あつこ先生の最新作『恋スルシカク』が、2025年1月10日に第1巻を発売！　これまでの学生恋愛とは異なり、本作の主人公は28歳の会社員。大人ならではの恋の駆け引きや葛藤が描かれる「女性漫画」として、新たな魅力を放っています。

仕事に打ち込む高橋美瀬（みぜ）は、同じ会社の憧れの桜井先輩と交際中……のはずだった。ところがある日、後輩あざみのSNSを見たことで、衝撃の事実を知ることに！

「もしかして私、ただの浮気相手だった…？」

本気で好きだった人の裏切りに、ショックを隠しきれない美瀬。そんな中、父が骨折して入院したという知らせが入ります。病院へ向かった美瀬は、9歳年下の幼馴染である律と久しぶりに再会することに。

美瀬の両親が営むビストロでアルバイトをしている律とともに、父の復帰まで店を手伝うことになります。しかし、失恋のショックを引きずる美瀬の様子を察した律が、これまでの“優しい幼馴染”とはまるで別人のような一面を見せるのです……！

「俺の料理食いながら 他の男のこと考えないでほしいんですけど」

まさかの告白に、美瀬の心は揺れ始めます──。

年齢差を理由に律の告白を受け入れられない美瀬。しかし、そんな彼女の迷いを察したかのように、律は積極的にアプローチを続けます。

一方、美瀬の変化に気づいた桜井先輩も、ただではいられません。「失恋で傷ついている」とは知らず、焦る気持ちから美瀬を振り向かせようと必死に動き始めます。

そんな中、驚きの事実が発覚！

実は、あざみのSNS投稿はすべて自作自演。彼女は桜井先輩を手に入れるために、計算ずくで動いていたのです！

したたかに立ち回るあざみに、美瀬の知らないところで恋の歯車はどんどん狂っていきます。

先輩、幼馴染、策略家の後輩……思わぬ四角関係が加速する！
果たして、美瀬の心はどこへ向かうのでしょうか？

「恋はタイミング」とよく言われるように、たった一歩の遅れが、運命を大きく変えてしまうこともあります。
誰かの心を射止めるのに、資格や条件は本当に必要なのでしょうか？

本作では、
・恋の駆け引きのリアルさ
・恋愛におけるタイミングの大切さ
・「好き」の気持ちだけでは乗り越えられない壁
が巧みに描かれ、読者の心を強く揺さぶります。

大人の恋愛に必要なのは「資格」なのか、それとも「覚悟」なのか──？

南波あつこ先生が描く、甘くてほろ苦い恋の四角関係に、ぜひご注目ください！