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夭折した村山槐多の才気に興奮! 20歳前後にして鬼気迫る「神」の叫び

槐多の歌へる 村山槐多詩文集
(著:村山槐多)
2017.04.16
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かの江戸川乱歩にも影響を与えたという村山槐多の詩、小説、日記、そして遺書。日記は大正2年から大正8年までのもの。ホントに現代の人が書いたように見えるのは、若くて世に出ようとする人間の焦燥感や希望、絶望が、いつの世も不変のものであるからでしょうか。萩原朔太郎の『月に吠える』や岩野泡鳴の「半獣主義」などの感想が時々書かれているのも興味深かった!(カラスヤ)

『槐多の歌へる 村山槐多詩文集』書影
著:村山槐多

夭折した天才画家の〈詩魂〉をたどる詩文集 生まれた時から詩人であり画家であった槐多。放浪、デカダンス、酩酊のうちに肺患に苦しみ、短い生を駆け抜けた生涯に残された、詩、短歌、小説、日記を精選収録。

レビュアー

カラスヤサトシ イメージ
カラスヤサトシ

1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に新書館『カラスヤサトシの孫子まるわかり』、講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『カラスヤサトシの戦国散歩』があります。

近況:仕事場からソファを撤去しました、ごろごろする時間が多すぎたためです

 

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