【テレワーク】例の流行病がもたらした副産物なんですが。この働き方、いいですよね……。出勤の時間までゆっくりできるし洗濯もできちゃう。荷物も受け取れるし、昼休みごろ寝までできちゃう。
働きやすい環境を自宅で整えようと、ゲーミングチェアを新調してルームフレグランスなんかも買っちゃったり、趣味のフィギュアのガラスケースに照明なんかもつけちゃったり!
こちらの『テレワァク与太話』、あの大人のキュン漫画代表作『あせとせっけん』の山田金鉄先生の1巻完結漫画なんですが、テレワークでQOL爆上がり! ついでにリアル嫁もGETしちゃったぜ! というお話です。いや、とんでもなくうらやましい。
仕事に忙殺されて、自分の好きなものを忘れてしまった、どちらかといえば俺たち寄りの主人公・三橋残。そしてお隣に住む大学院生の泉奈津。
テレワークがきっかけでお隣さんとの交流が始まるんですが……。これがまた夢がヒロガリングなんです……!
残さんの語りが多くて、まるで自分が残さんになったかのように奈津さんに振り回される感覚がたまりませんね。
奈津さん、落ち着いた女性なんですが、考え方が変わってて……というより、自分が確立してるんですよ。しかも京都弁でメガネ属性。自由奔放の考古学者。まずキャラ設定が強すぎる。
そんなお姉さんに優しくされたり、不意に距離が近かったり、褒められたりなんてしたら、そんなの、す、好きになっちゃうに決まってるでしょ!! いい加減にしろ!
ちなみに私は『進撃の巨人』だとハンジさんが1番好きです。
付き合ってないけど、趣味が合ってて、お互いちょっと気になってて?みたいなこの初期のモダモダ感。リアルすぎるんじゃ……。
少女漫画ほどドラマチックではないけど、もしかしたら私のまわりにもこんな出会いが転がっているのではないかと希望を持たせる作品、趣深い、そして罪深い。
うちのお隣さんは22時過ぎても洗濯機を回すおじいちゃんだぞ。
ほーら、これが本当のリア充だ。やはり一歩踏み出す勇気が大事なのか……。
その前にまず俺だけの奈津さんを探さなくちゃいけないな。奈津さんが好きすぎるんじゃ。山田先生には責任をとってほしいです。
晴れてお付き合いすることになった後、発掘のため海外に行くことになる奈津さんなんですが、ロックダウンで帰ってこれなくなってしまい……。
流行病でテレワークになって出会った二人が、流行病のロックダウンによって会えなくなってしまう展開に人生を感じてしまう。事実は小説よりも奇なってますね。
もちろんハッピーエンド確定演出なんですが、最終話の残さんがイケメンなんですよ。最後はもうニチャニチャしながら読んじゃいました!
こんなご時世にもロマンスがあったっていじゃないですか!
二人が一生幸せになる呪いかけときますね。
レビュアー
不労所得で暮らしたい、ゲームと漫画とアニメとフィギュアが好きな典型的オタクくん。休日はサウナ。