全巻 購入特典の送付につきまして
全巻購入特典として送付予定の「フォトブック」及び「サイン色紙」につきまして、2020年11月以降順次お届けとしておりましたが、制作の都合上、12月より順次発送となります。
お待たせしてしまい申し訳ございませんが、何卒ご了承をいただけますようお願い申し上げます。
全集 概要紹介
日本の漫画史を語るとき必ずその名前が浮上し、作品発表から50年を超える今でも、その芸術性の高さが評価される漫画家・つげ義春。この全集は、つげ自らが「大全」と謳い、著者全面協力のもと編纂された決定版の全集です。収録作品は1954年発表の幻のデビュー作から1987年の断筆までの作品、そして随筆家としても知られる著者の文章、イラストレーション、旅写真なども収録した、つげファンにとっては垂涎のコレクション企画です。
つげ 義春大全公式SNS
つげ義春公認「つげプロジェクト」の公式SNSです。「つげ義春大全」(講談社)のご案内他、展示会やイベント、各種ニュースなどを配信いたします。共通ハッシュタグは[ #つげプロ #つげプロジェクト ]どちらも有効です。フォローをお待ちしています。
NE WS
漫画家つげ義春アングレーム国際漫画祭にて特別栄誉賞を受賞!
漫画家つげ義春が、ヨーロッパ最大規模の漫画の祭典、アングレーム国際漫画祭(フランス・アングレーム市 Festival international de la bande dessinée d'Angoulême)にて、特別栄誉賞を受賞しました。
アングレーム国際漫画祭は「漫画界におけるカンヌ」とも呼ばれ、過去には故・水木しげるが最優秀作品賞を受賞するなど、日本国内はもとより、世界規模で注目を集めている祭典です。そのアングレーム国際漫画祭 2020(2020年1月30日〜2月2日)にて、つげ義春が特別栄誉賞を受賞。本人が渡仏し、スタンディングオベーションで迎えられるなか、記念トロフィー授与のセレモニーが行なわれました。
このニュースは速報として現地フランスのニュース・新聞などの各種メディア他、日本でも各メディアで速報が取り上げられました。また、各SNSでも反響を呼ぶなど、大々的な盛り上がりをみせました。
特別栄誉賞受賞に際し、つげ義春本人は「大変光栄です」と、総立ちの場内に応じました。
■アングレーム国際漫画祭公式サイト(フランス語)
https://www.bdangouleme.com/
■特別展示の様子(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=C04E24-hOCw
■速報の様子
https://www.arabnews.jp/en/arts-culture/article_9923/
©ARAB NEWS , AFP
本企 画の特色
1. 総ページ数7千ページ! つげ義春最初期から断筆までのマンガ全作品を余すところなく収録!
2. 編年体(発表年代順)を基本として編集。その時、つげ義春が何を考え作品を描いていたかが伝わる巻組!
3. これまで原本復刻でしか読めなかった貸本劇画作品などが、近年発見されたオリジナル原稿(総ページ数約1200枚)使用で、より鮮明に再現!
4. オリジナルがカラー原稿の作品は、可能な限り全てカラ―で再現 !
VIDEO
つげ 義春プロフィール
1937年(昭和12年)、東京都葛飾区に生まれる。1954年(昭和29年)、17歳の時に漫画家デビュー。以後、翌年の「白面夜叉」(単行本)を皮切りに、少年少女向けの漫画雑誌や貸本屋向けの単行本で活躍し、多数の作品を残す。1965年(昭和40年)から、漫画雑誌「ガロ」に『沼』『チーコ』『紅い花』『ねじ式』などの珠玉短編を発表、評論家や漫画ファンの注目を集める。その独自の幻想性と抒情味あふれる世界は、今や国内外で幅広いファンを獲得し、衰えない人気の高さを見せている。
全巻 予約購入者にもれなくプレゼント!! 2大特典
①著者近影プレミアム・フォトブック「調布巡礼--Nowhere MAN--」
2019年10月――著者近影・撮り下ろし。東京・調布。作品誕生のきっかけとなった、ゆかりの地を著者自ら巡る、激レア写真集。
サイズ:A5判 オールカラー24ページ 手製和綴じ仕様
②著者複製サイン色紙
つげファン垂涎の、著者謹製サイン色紙(複製)。
サイズ:180ミリ×210ミリ
購入 方法
書店で予約
お近くの書店にてお申し込みの上、番線印(書店印)の押された面と、宛先をハガキに貼ってご投函ください。
FAXでのお申込みも受け付けております。
講談社 第三・第四販売部 つげ義春大全 全巻購入申込係
FAX:03-5395-3629
ネット書店で予約
下記のネット書店にてお申し込みください。
『つ げ義春大全』全22巻
第1回配本(2020年4月24日刊行予定)
第1巻「白面夜叉/涙の仇討」
<収録作品>
白面夜叉/涙の仇討/愛の調ベ
<内容紹介>
18歳の時に描かれた単行本デビュー作『白面夜叉』(1955)をはじめ、貸本マンガの有力出版社・若木書房から刊行された『涙の仇討』『愛の調べ』の長編3作を収録。若き日のつげの、マンガヘ
の情熱がうかがえる力作群。
第16巻「ねじ式/ゲンセンカン主人」
<収録作品>
長八の宿/二岐渓谷/オンドル小屋/ほんやら洞のべんさん/ねじ式/ゲンセンカン主人/もっきり屋の少女/やなぎ屋主人/蟹/夢の散歩/夏の思いで/下宿の頃/大場電気鍍金工業所/懐かしい人/リアリズムの宿
<内容紹介>
1968年に発表されたつげ義春の代表作『ねじ式』や、『ほんやら洞のべんさん』『ゲンセンカン主人」『やなぎ屋主人』『リアリズムの宿』など、60年代後半から70年代前半に発表された伝説の作品群を収録。
第2回配本(2020年5月26日刊行予定)
第3巻「戦雲のかなた/片腕三平」
<収録作品>
片腕三平/戦雲のかなた/熊祭の乙女
<内容紹介>
貸本マンガ出版社から発表された柔道ものの『片腕三平』、幕末を舞台とした時代もの『戦雲のかなた』。北海道の伝説を元にしたロマンティックな『熊祭の乙女』の長編3作を収録。10代のつげ義春が目指したエンターテインメントの地平!
第15巻「紅い花/李さん一家」
<収録作品>
噂の武士/西瓜酒/運命/不思議な絵/沼/チーコ/初茸がり/古本と少女/手錠/通夜/蟻地獄/山椒魚/李さん一家/峠の犬/海辺の叙景/紅い花/西部田村事件宿
<内容紹介>
つげ義春、漫画雑誌「ガロ」初登場作『噂の武士』(1965)をはじめ、『チーコ』『初茸がり』『李さん一家』『海辺の叙景』『紅い花』など、珠玉の名作を収録。つげ義春の伝説は、ここから始まった!!
第3回配本(2020年6月26日刊行予定)
第5巻「剣心一路/幕末風雲伝」
<収録作品>
剣心一路/暁の銃声/幕末風霊伝
<内容紹介>
貸本マンガの若木書房から刊行された『剣心一路』『暁の銃声』『幕末秘風雲伝』の長編3作を収録。この時期のつげは、ほぼ毎月のペースで描き下ろしを発表しており、作家的に軌道に乗って来た時期であった。
第17巻「必殺するめ固め/義男の青春」
<収録作品>
事件/枯野の宿/義男の青春/庶民御宿/退屈な部屋/夜が摑む/アルバイト/コマツ岬の生活/外のふくらみ/必殺するめ固め/ヨシボーの犯罪/魚石
<内容紹介>
70年代に発表された旅もの『枯野の宿』『庶民御宿』をはじめ、自伝的作品『義男の青春』、さらに『夜が摑む』『外のふくらみ』『必殺するめ固め』『ヨシボーの犯罪』など夢に根ざした超現実的な作品を収録。
第4回配本(2020年7月22日刊行予定)
第2巻「犯人は誰だ!!/暁の非常線」
<収録作品>
犯人は誰だ!!/最初期四コマ、ーコマ集/青空浪人/とんちんかんちゃん/凸凹運ちゃん/がんこなお父さん/のら犬物語/ほえる洞窟/港のリリーちゃん/はしれ!ぼろバス/吹雪の中の顔/犯人はだれ?/暁の非常線/七つの墓場/底なし沼/どろぼうと少年/狂人屋敷の謎
<内容紹介>
つげ義春17歳、幻のデビュー作『犯人は誰だ!』(1954)を皮切りに、「痛快ブック」(芳文社)など月刊漫画雑誌に発表された最初期の四コマ、1コマ、雑誌付録として描かれた読み切り作品などを収録。
第4巻「ゆうれい船長/不思議な手紙」
<収録作品>
ゆうれい船長/西洋館のひみつ/恐怖の終列車/船虫小僧の冒険/のろわれた仮面/のろわれた刀/三人の逃亡者/おばけ煙突/ある一夜/不思議な手紙/うぐいすの鳴く夜/クロ/手錠/鉄路
<内容紹介>
50年代末に発表された付録マンガ『ゆうれい船長』をはじめ、貸本短編マンガ誌に発表の場を移した時期の作品『おばけ煙突』『ある一夜』『不思議な手紙』『手錠』『鉄路』などを収録。つげ義春の世界が、静かに開花しはじめる。
第5回配本(2020年8月26日刊行予定)
第6巻「生きていた幽霊/恐怖の灯台」
<収録作品>
生きていた幽霊/地獄への招待/四つの犯罪/恐怖の灯台
<内容紹介>
若木書房から刊行されたオムニバス作品集『生きている幽霊』『四つの犯罪』『地獄への招待』、長編『恐怖の灯台』を収録。貸本マンガ全盛の頃に描かれた、つげ義春の知られざるミステリーの傑作群。
第10巻「古本と少女/腹話術師」
<収録作品>
殺し屋/古本と少女・初稿/腹話術師/老人の背中/灼熱の太陽の下に/ホワイブダイス/四人の素人/非情/忍者狩り/怒れる小さな町/あの佛像をねらえ!
<内容紹介>
貸本劇画隆盛の時期、貨本屋向けミステリー短編誌に発表された作品群。のちにリメイクされる『古本と少女』や、奇妙な味わいを持った『腹話術師』、人間の性を描いた『灼熱の太陽の下に』『四人の素人』などの珠玉作を収録。
第6回配本(2020年9月25日刊行予定)
第7巻「墓をほる影/妖刀村正」
<収録作品>
どくろの秘密/賭/親分/墓をほる影/砂漠/指斬り剣士・武藏秘話シリーズ1/その後の武藏・武藏秘話シリーズ2/妖刀村正・武藏秘話シリーズ3/盲刃・武藏秘話シリーズ4/一番首・武藏秘話シリーズ5/船島余話・武藏秘話シリーズ6
<内容紹介>
貸本劇画時代の短編を収録。少年誌に掲載ながら劇画の影響の濃い『墓をほる影』をはじめ、『指斬り剣士』『その後の武藏』『妖刀村正』『盲刀』『一番首』『船島余話』の“武藏秘話シリーズ”を一挙掲載。
第11巻「女忍/鬼面石」
<収録作品>
穴/鬼面石/一発/バックミラーの謎/落武者/女忍・初稿/月姫さま/戦国悲話/なぜ殺らなかった/見知らぬ人々
<内容紹介>
貸本劇画時代の後期に発表された中・短編集。人間の残忍さをえぐった中編『鬼面石』(のちに長編『流刑人別帳』にリメイク)や、忍びの暗闘と悲哀を描く『女忍』(初稿)、社会の闇を描いた『なぜ殺らなかった』などを収録。
第7回配本(2020年10月26日刊行予定)
第8巻「忍者秘帳1/忍者秘帳2」
<収録作品>
忍者秘帳1/忍者秘帳2
<内容紹介>
つげ義春唯一の長編貸本劇画シリーズ『忍者秘帳』の1巻と2巻を収録。当時人気だった白土三平の『忍者武芸帳』の影響を受けながらも独自の境地を描いた、つげ流のエンターテインメント作品。
第12巻「野盗の砦/流刑人別帳」
<収録作品>
野盗の砦/狂った忍者/忍びの城/流刑人別帳
<内容紹介>
つげ義春の貸本時代末期に発表された“残酷帳シリーズ"(東京トッブ社)の4編を収録。内、『野盗砦』(1963)と『狂った忍者』(1963)は初復刻となる.本大全中、激レアの1冊となる本巻に要注目。
第8回配本(2020年11月26日刊行予定)
第9巻「忍者秘帳3/忍者秘帳4」
<収録作品>
忍者秘帳3/忍者秘帳4/忍者くん
<内容紹介>
貸本劇画末期の長編シリーズ『忍者秘帳』の第3巻と第4巻を収録。発表当時、白土三平の『忍者武芸帳』よりも残酷な時代劇があると囁かれた、つげ義春の厭世観とニヒリズム漂う異色作。怪作『忍者くん』も併せて収録。
第13巻「上忍下忍/一刀両断」
<収録作品>
上忍下忍/忍者絶命/一刀両断
<内容紹介>
貸本マンガ界末期にあって、燦然とその燐光を放つ長編時代劇画“残酷帳シリーズ”。本巻はその中でも人気の高い『上忍下忍』(1964)『忍者絶命』(1964)『一刀両断』(1965)の長編3編を収録。
第9回配本(2020年12月25日刊行予定)
第14巻「右舷の窓/死にたい気持ち」
<収録作品>
ねずみ/目には目を/右舷の窓/行ったり来たり/不思議な手紙/女忍/死にたい気持ち・ノンコ&甚六シリーズ1/下町の唄・ノンコ&甚六シリーズ2/兄貴は芸術家・ノンコ&甚六シリーズ3
<内容紹介>
賃本劇画時代の最終章となる本巻は、宇宙船の中で起こる怪奇な出来事を描いた『右舷の窓』、ほのぼのとした百春コメディ“ノンコ&甚六シリーズ”の3編など、つげ義春が描いたSFもの、青春ものなどを中心に収録。
第18巻「窓の手/ある無名作家」
<収録作品>
窓の手/会津の釣り宿/日の戯れ/少年/近所の景色/雨の中の慾情/散歩の日々/ある無名作家/池袋百点会/隣りの女
<内容紹介>
70年代の休筆を経て、つげ義春が主筆として創刊された「COMICばく」(日本文芸社)に発表された『散歩の日々』(1984)『ある無名作家』(1984)『隣りの女』(1985)など、つげの新境地を感じさせる作品群を収録。
第10回配本(2021年1月26日刊行予定)
第19巻「無能の人/別離」
<収録作品>
石を売る・無能の人シリーズ1/無能の人・無能の人シリーズ2/鳥師・無能の人シリーズ3/探石行・無能の人シリーズ4/カメラを売る・無能の人シリーズ5/蒸発・無能の人シリーズ6/やもり/海へ/別離
<内容紹介>
「COMICばく」に連作として発表された“無能の人シリーズ”を全話収録。他に自伝的色彩の濃い『やもり』(1986)『海へ』(1987)、この作品で断筆となった『別離』(1987)も収録。
別巻2「つげ義春日記/貧困旅行記」
<収録作品>
つげ義春日記/貧困旅行記
<内容紹介>
随筆家としてもファンの多いつげ義春の『つげ義春日記』(1983)『貧困旅行記』(1991)の2編を収録。『つげ義春日記』は著者側の事情により長らく絶版となっていたが、今回久々の復刊となる。『貧困旅行記』は、13編の紀行文からなる随筆集。
第11回配本(2021年3月27日刊行予定)
別巻1「夢日記/僕の漫画作法」
<収録作品>
らくがき随筆自己紹介の巻/漫画随筆第1章 水洗便所/漫画随筆第二回 締め切り日/漫画随筆第四回 わが貧乏時代/期待されない人間像/デビュー作の家/デビューの頃/我が出帆“恵まれたデビュー”/三ノ輪/男の郷愁会津の老婆/旅籠の思い出/上州湯宿温泉の旅/颯爽旅日記/東北の湯治場にて/夢日記/僕の漫画作法/断片的回想記/犯罪・空腹・宗教/密航/自殺未遂/四倉の生/万引き/クロという喫茶店/妻のアルバイト/カメラ商開業未遂/最初のひとつ/いつもと変わらぬ貧乏話/つげ忠男の暗さ/つげ忠男の不運/苦節十年記/つげ義春自分史/つげ義春詳細年譜
<内容紹介>
つげ義春が初期から70年代、80年代に執筆した文章を収録。『断片的回想記』や『密航』『自殺未遂』『カメラ商開業未遂』など、マンガ作品に繋がる自伝的エッセイや、自らの見た夢を記録した『夢日記』、自筆の詳細年譜も収録。
別巻3「桃源行/つげ義春流れ雲旅」
<収録作品>
[イラストレーション]
旅の絵本/桃源行/つげ義春流れ雲旅
[写真]
下北半島/塩釜/善光寺街道/秋葉街道/瀬戸内の旅/篠栗霊場
※各写真にはつげ義春本人の解説付
<内容紹介>
この巻では、つげ義春のイラストレーションの仕事を中心に収録。また、当時はマンガやイラストの資料として撮影していた旅の写真も公開。