『グリモワールの庭』の完結巻(第4巻)が9月15日(金)発売されました。少年たちの光り輝く物語の中のワンシーンをはる桜菜先生のコメントと一緒にご紹介します。ここだけの成長した2人の描き下ろしイラストも大公開!
- ◆グリモワールの庭◆
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「魔法」があらゆるものを構成する世界。優秀な魔法技師を送り出す魔法学校には決して触れてはならない禁断魔法が存在した。親に反目し入学したアトリはある日、何者かによって部屋に置かれた禁断魔法書を手にしてしまう。誰にも気付かれず廃棄しようとするが、ある事件によって死んでしまった少年レオンを禁断魔法で蘇生させてしまう。誰にも知られてはならない禁断の秘密を抱えたアトリとレオンの過酷な運命とは──。
“美少年×魔法学園×禁断”の萌要素を詰め込んだよこしまなオタクが書いたレビューはこちら
禁書から魔導警察の手を引かせるため、信用していた師──キース・エングレンは囮として2人を使う。激昂するアトリと対照的なレオン。
このレオンが個人的に大好きで気に入ってます。
アトリが怒ってる姿を見て楽しくなってるのがレオンらしいなと思います。<はる桜菜>
2度目の禁断魔法を使い自分を見失いかけていたアトリだが、真っ直ぐな感情をぶつけてくるレオンの存在によって助けられる。しかしこの直後、レオンに異変が起きてしまう。
数少ない「この絵が描けてよかった」と思ったシーンです。
2人の関係性とこの作品を象徴してるシーンだと思います。<はる桜菜>
人に頼ることができないアトリは禁断魔法の使用とレオンに起こっている異変を内に抱え1人苦悩する。クラウダはそんなアトリに対して自分を頼れと訴えかける。
クラウダはとても人気でした。作者だから分かることですが、このクラウダルートに乗れば色々な問題をゴリ押しで解決出来る(後の惨状も回避出来る)一番のハッピーエンドでした。<はる桜菜>
禁断魔法の解禁を求めるテロリストたちにより地上が魔導兵器で壊滅する中、避難した学校図書館の地下で過ぎ去った日々を語るふたり。
レオンは心情をモノローグで語らせなかったり、セリフも直接的じゃない言い回しをするキャラだったので掴みどころのない子だったと思いますが、こういうシーンでは心情を吐露しています。<はる桜菜>
はる桜菜先生から完結記念の描き下ろしイラストをいただきました!
4巻のラストを読んだ後もう一度最初から読むと、また違った景色で見える作品かと思います。ぜひもう一度最初から読んで頂けるととても嬉しいです! イラストは、本編では2人並んで上級生の制服を着させられなかったので描きました。<はる桜菜>