ゾンビ大好きすぎてゾンビソムリエになりそう(?)。電子書籍で人気爆発の『食糧人類』コンビが作った『アポカリプスの砦』。知る人ぞ知る、なかなかニッチなゾンビパンデミックマンガの登場!
コミックプラスの製品情報を掌握する(!?)窓際バイト・さあや(アラサー・女性)が、一身上の性癖で選んだ名作たちを力説紹介するオタク連載。オススメする気持ちは人一倍! 伝える力は講談社デブリ! 泡を吹いて卒倒する文章で書きあげるよ~! 毎週土曜日更新だよ~!
オタを隠して生きてきたのにどうしてこうなったφ( ^ω^ )
恐ろしいことに誰得ツイッターアカウントができたよ!⇒さあや絶賛の中の人@講談社内
まったく役に立つことつぶやいてないけど頼む~ふぉろみ~!
寒い季節にはやっぱりゾンビ! フレンドリーファイヤで温まっちゃお(違)
最近気になるというか、嫌いなものがあるんですよ……。何かと言うと、後味悪い系とかグロい系のネットのマンガ広告なんだけど、もう本当やめてほしい。軽率に買っちゃうからさ……。いや、私だけじゃないはずだよ! だってあんな中途半端に衝撃的なコマ持ってこられたら続き気になるでしょ!? 最近そのノリで(我慢できずに)買ったのが『食糧人類-Starving Anonymous-』なんだけど、人間が家畜のように“食糧”として育てられてるし、当たり前のように生産ラインに乗っている感じがグローでこわわなマンガだった。すっげぇ面白いと思ったら、作者が『アポカリプスの砦』のイナベカズ先生と蔵石ユウ先生のコンビだったんですね~! それならば読んでほしい。『食糧人類』を読んだ人にもオススメの『アポカリプスの砦』について語らせていただきます!
物騒なことを言っていますが、この物語の主人公・前田義明くんです。プリティー・ガンバリヤ・ボーイ。
『アポカリプスの砦』は一言でいうと、ゾンビウィルス・パンデミックものですね! 無実の罪で少年院に収監された主人公・前田義明くんと、同じ部屋の吉岡くん、ノイマン、岩倉くんが友情を育みながら、何とかして生き残るお話です! ザックリ言いすぎかな(汗)。ゾンビものって同じ題材だし、サバイバルものなんかその中でも定番じゃないですか? でもね、定番だけど、とにかくストーリーのテンポが良いし、同じことを何回も繰り返して退屈になるなんてこともないんですよ。マンガとして優秀! 全10巻で読み応え十分なのに映画のようなまとまりがあるんです!
ゾンビが出てきた原因もただウィルスが広まっただけじゃなくてね、あ~言っちゃおうかなぁ、ネタバレなんだけどいいかなぁ……いいや、言っちゃおう。あのですね、実はゾンビっていうのは人間の“進化”した姿であって、前田くんたちはその“進化”に抗ってるんですよ。人類補完計画のような壮大さがあって、それこそなんか哲学のような話です。奥が深~い……。その新人類をボコールっていうんだけど、そのボコールがまた気持ち悪い。ゾンビがぐちゃぐちゃになって巨大な赤ちゃんができたり、まさに元人間(?)の人面犬だったり……『食糧人類』を読んだ人ならわかると思うんですが、このコンビのマンガはエグいしグロい。ゾンビですし、『アポカリプスの砦』も例外なくそんな感じですので、好きな人は好きそう。ちなみに私は大好き。もうグロい系はお腹いっぱいとか言いながらなんでも読んじゃう。ごめんね、ゲームもマンガも好きなんだ……。
これ体の一個一個がゾンビなの……ゲロゲロ~……。
本当に一日で一気に読んじゃうマンガなんで、気になったら吉日、今すぐにでも読むべきですよ! 2015年の10月に最終巻が出たんだけど、いまだにツイッターでつぶやく人がいるくらいおもしろいんです。やっぱりいいものはいつまでも評価されるべきだよね!