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2016.08.31

特集

ギャル婚、ひとつ屋根の下──人気シリーズ、美味しく育ってます。

9月2日に発売される講談社ラノベ文庫のラインナップをご紹介! 校了を担当する2人の秘密コメントつきで、発売前にチェックしよう!!

イノヤス
講談社ラノベ文庫編集長(であるらしい)。月刊少年マガジンに約20年在籍後ラノベ文庫へ異動し現在に到る。頭の中身は自称永遠の17歳だが頭の外側は……!?という、ドラえもんのいないのび太、みたいな感じのおっさん。編集者としてのモットーは「相手の技は必ず受けろ!」、身につけたい能力は「速読」、異世界に行ったら「蕎麦屋」をやりたい。一度言ってみたい台詞は「どうしたんだ、顔が赤いぞ。熱でもあるのか!?」

大ちゃん
講談社ラノベ文庫編集部校了担当者。またの名を金剛寺大三郎。軍手とガムテと段ボールが似合うナイス・ガイ。講談社ラノベ文庫の新刊を責任持って校了してますが、やたらフセンをいっぱい貼って返してくるのでうっとおしいみたい。「笑ったとこにいちいち『(笑)』っていうフセン貼ってくんの、どうなんすか」(編集部員・談)

ギターを弾いてもモテモテになれなかったオレのことは秘密にしてくれorz

『V系バンドの王子様が実は学園一の美少女お嬢様なのは秘密にしてくれ2』書影
著:椎月アサミ イラスト:蜜桃まむ(EDEN’S NOTES)

売り出し中の──ただし実はメンバーは全員女子高生な──V系バンドRosenkreutzに加わった俺。そして俺たちはライブ終了後、ひとりの少女から声をかけられる。彼女は羽月の幼なじみで、人気急上昇中のアイドル・メイミだった。羽月と因縁があるらしいメイミから、バンドを抜けて彼女の隣でギターを弾くよう俺は勧誘される。メイミいわく、もし俺がそれを断るなら、羽月が女の子だという秘密をバラすというが……!?

イノヤスコメント
主人公の空詩(そなた)くんは、「音楽を一度聴けばすぐ再現できる」能力を持っているうえにギタリストとしてもイケている、とってもうらやましい人! たぶん「モテるかも」と思ってギターを買ったという、少し恥ずかしい記憶のある男子にとっての理想型なんだろうな、と思いました……。ちなみに自宅にギターあります。埃かぶってます(涙)。
ヒロインの3人も当然美少女なんだけど、もし万一女子だとばれても、アイドルグループと兼任でいいんじゃね!くらいに可愛い。手錠プレイもごちそうさまでした!

★公式サイト
http://lanove.kodansha.co.jp/official/Rosenkreutz/

カップ焼きそばのカロリーはどうしてあんなに高いんだろう……。

『やっぱり死神が無能なせい』書影
著:広重若冲 イラスト:藤真拓哉

死神の手違いにより「余命6時間」というアホな運命を回避した孝一であったが、それも死神のさらなる勘違いのおかげで生き延びられただけだった。この余命を完璧なものにするには、死神大王ラノ子の判子を取り寄せなければならない。なんでも建設中の『判子博物館』にあるらしい……。で、これまた例によって俺の前にライバル死神や対立している天使まできっちり今回も邪魔してくれてもう本当にありがとうよ(涙)!

イノヤスコメント
たしかに、“やっぱり死神が無能なせい”です! ベヤングばっかり喰ってんじゃねえ、と文句の一つも言ってやりたくもなるけれど、いい意味でアホすぎてヒロインのラノ子がだんだん可愛く思えてきます。これから、アホの子ヒロイン(ダメインとかアホイン?とでも言えばいいのかな)もっと増えてくるかも!

京都の地下鉄は二つの路線しかないんだ……。これはオレとおまえの秘密だぞ!

『「地下鉄に乗るっ」シリーズ 京・ガールズデイズ2 ~太秦萌の九十九戯曲~』書影
著:幹 イラスト:賀茂川

京都の夏。萌、咲、ミサの女子高生トリオは祇園祭で賑やかになった街をいつものように巡る。陸上部の咲はインターハイを控え、後輩とタイムを争っているのだと張り切っていた。一方夏休みに入ってから付き合いが悪くなった澄が年上男性と一緒にいるのを目撃する。友達が大人になっていくのを少し寂しく思う萌だったが、幼馴染の3人はいつも一緒だよと誓い、安堵した。そんな矢先、咲とミサが大喧嘩!? 大学生のミユに誘われ、肝試しのお化け役を任されたのだが、ミサは咲の大事なお守りをなくしてしまったのだ。咲はLINEも既読スルーだし、澄は三角関係で泥沼? 夏は事件が盛りだくさん、それらを解決するのは京都の不思議と女子高生たちの友情パワー!

イノヤスコメント
京都に行くときに、新幹線の中で読んで行きたい1冊。実在の場所がたくさん出てくるので(食べ物関係のお店が美味しそうなんです)、今年も夏休みにどこにも行けなかったら脳内旅行のお供にしようかとも思いました……。登場するヒロイン達は、京都市交通局公認キャラなので、京都ではいろんなところで見られるみたいです。聖地巡礼の際にはぜひ。そうそう、9月には著者とイラストレーターさんのサイン会もあるそうですよ→詳しくはラノベ文庫公式HPまで。

★公式サイト
http://lanove.kodansha.co.jp/official/kyo-girlsdays/

理想の新婚生活をここにみつけたんだ! でも羨ましくなんかない……んだ!!

『ギャルこん! ギャルと新婚生活することになった。』書影
著:三門鉄狼 イラスト:あにぃ

オレはギャルが苦手だ。男を惑わすアイツらになんて、関わらないに越したことはない。そんなオレが高校の入学式を終えて、今日から住むことになる寮に向かうと……。「おかえりデース、ケータロー」──完璧なギャルに出迎えられた。真乃と名乗った彼女は、どうやらオレのことを知っているようで、さらには二人で新婚生活を送りたいと言い出した。海外暮らしが長かったせいか、裸エプロンで料理をしたり、初夜だと言って寝室にやってきたりと、常識を超えた天真爛漫さを持っている真乃に、オレは動揺を隠せない。さらに、オレの幼馴染の真面目少女・果音まで、一緒に暮らすと言ってやってきて……!? 純情ギャル&真面目少女との新婚生活ラブコメ!

イノヤスコメント
「ギャルは純粋、ビッチはいない」を旨としているおじさんなのですが、今作のヒロイン・真乃はまさにそんな感じ。見た目と中身がぜんぜんちがう、正直で純情なパツキン美少女好きには大変美味しいです。主人公の幼馴染みの果音さんには、少し同情するなあ……。といいつつも小さい頃知り合った女の子が大変可愛く成長するっていうのも、永遠の憧れですね。自分も新婚生活をやりなお……おっと、こんな夜中に誰だろう!?

★公式サイト
http://lanove.kodansha.co.jp/official/gal_kon/

卒業式は、ラノベの華! やりなおし高校生活を見ていってよ!!

『彼女がフラグをおられたら 冥土の土産よ、最期に卒業式のことを教えてあげるわ』書影
著:竹井10日 イラスト:CUTEG

世界を救うべく、元凶たる《グリモワール》へとダイヴした颯太。孤独な戦いの果てに颯太が辿り着いたのは、死亡フラグに怯える自分を癒やしてくれた少女達と過ごした、あの《仮想世界》だった──懐かしい場所での毎日は順調に過ぎて、次第に颯太は《現実世界》に生還する意欲を失っていく……この仮想世界には「彼女」がいないのに、だ!! そして迎えた卒業式当日、颯太に巻き起こった驚愕の出来事とは!? シリーズ堂々完結!

イノヤスコメント
ラノベ文庫始動とともに始まったこの作品も今巻でめでたく完結。最終巻の内容的には、TVアニメの最終話っぽいところもあるので、ぜひ確かめてください。颯太くんの進級、卒業はジンとくるものがあります。個人的に第2部登場のキャラで好きなのは人間瑠璃ですね。「いやらしい!」と言われてみたかったなあ。全編通して気になるキャラは凜と鳴(ツンデレ好きです)。ついついイラストを増やしたいと思ったりしてました。ここまでおつきあいいただきました読者の皆さん、本当にありがとうございました!──巻末には、竹井10日先生の次回作のお知らせもありますよ!

★公式サイト
http://lanove.kodansha.co.jp/official/gaworare/

草木もなぎ倒す情熱の平和っ娘、完全破壊男を目覚めさせちゃって、どーすんのこれ!?

『虚無の魔王、創世の英雄姫』書影
作:澄守彩 イラスト:すし*

勇者に封じられて千年。かつての魔王リュウトが復活した。封を解いたのは仇敵の血を受け継ぐ少女エレノーラ。彼女は反乱で国を追われた小国の姫だった。二人はとある事情で行動を共にすることになり、奪われた国を取り戻すため協力したものの……。世界の変わりように憤るリュウト。エレノーラは彼への強い憧れが空回り。ぎくしゃくする中でも、リュウトは圧倒的な力で敵をなぎ倒す。エレノーラもまた、エルフ族との交渉を経て彼とは異なる『強さ』に目覚めていく。やがて二人は、互いが秘かに抱く共通の『願い』に気づき──。虚無に連なる破壊の魔王と、いずれ世界を創る英雄姫。相克する二人が紡ぐ、異世界“創世”ファンタジー!

大ちゃんコメント
マザー・テレサがヘッド・スライディング土下座で弟子入り志願するレベルの超博愛主義者(姫)と、全盛期のヒクソン・グレーシーが組んだ瞬間に光速タップするレベルの皆殺し野郎(魔王)が、1000年の時を越えてタッグを結成!! 国家転覆を転覆し返すというスペクタクル活劇なのだっ。氷のように無表情で全部ぶっ殺せというイケメンは、ミジンコ1匹殺しちゃヤーヨというおにゃのこと連携できんのか。無理ゲーの予感しかしねー。 どこに着地するのかしないのか。──あの澄守彩&すし*コンビの新シリーズ。マスト!!!

★講談社ラノベ文庫 9月新刊の新シリーズページ
http://lanove.kodansha.co.jp/new_series/2016/9/

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