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2016.06.24

インタビュー

美少年の寄宿舎の階段になり、踏まれたい──と思いながら描いてます。

「コミックプラス」の萌マンガ発掘連載で、「さあや」も絶賛している『グリモワールの庭』。その著者・はる桜菜先生の「嗜好」が存分に盛り込まれた本作が誕生した着想やこだわりなどについて伺いました。このインタビューを読めば、新しい視点で作品が楽しめるはず!

はる桜菜

富山県生まれ。『グリモワールの庭』で少年漫画初挑戦となる。2016年7月1日(予定)までアニメイト池袋本店で開催中のマガジンエッジ展にて購入者特典として『グリモワールの庭』ブックカバーを配布中。

『グリモワールの庭』はどんな着想から出来たのでしょうか?

元々、少年やギムナジウムものが好きでした。ギムナジウムの「この空間だけが世界の全て」というような閉塞的な雰囲気の中で、魔法が原因となって人が変わっていく恐怖を描きたいと思いました。

『グリモワールの庭』

描いていてテンションが上がる所はありますか?

ローファーを描くのが好きです。少年とローファーの組み合わせが美しくて、「踏まれたいな」と思いながら描いています。雑誌印刷では細かく描いても結構潰れてしまいますが(笑)。生まれ変わったら美少年の寄宿舎の階段になりたいなとずっと思っています。
他にも、男性の苦しむ顔を描くのが好きです。男性は笑顔よりも悲しそうだったり苦しそうな顔の方が美しいなと感じます。男性の苦しむ姿に惹かれる女性は多いのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

『グリモワールの庭』

苦しむ男を描くときのこだわりはありますか?

ただ苦しんでる姿をセクシーに描くだけではなく、そこに人間性を感じて「素敵だな」と思って頂けるように心がけています。 人間は「一番辛い時にどうするか」が胆であり、本質が見えてくるものだと思うので、なんというかこう……「このキャラはこういうところが魅力なんだよ!」というのは苦しんでいるシーンで描写することが多いです。

1巻で好きなシーンを教えてください

生意気な少年が好きなので、アトリが調子に乗っているシーンが好きです。

『グリモワールの庭』

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「さあや絶賛」

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