昨年9月に創刊した、「好き」を極めるネオ・ビジュアル漫画誌『少年マガジンエッジ』。そこから生まれた作品の数々が4月から単行本刊行を開始したことを記念し、現在、アニメイト池袋本店において「マガジンエッジ展」が開催中! 今回は特別に、現地に行かないとお目にかかれないスペシャルな展示物をご紹介するとともに、目玉展示物のひとつ「井戸ポスト」にまつわる裏話も披露!!
目玉展示物その1・武井宏之直筆『猫ヶ原』巨大墨絵
会場に入るとまず真っ先に目に飛び込んでくるのは、武井宏之先生が筆で一発描きした『猫ヶ原』の巨大な墨絵2枚。写真だと上手く伝わらないかもしれないが、実物を間近で見ると、墨の濃淡や筆致のみならず、水分を吸った紙の〝よれ〟までもが一体となって、ものすごい迫力をもって目に飛び込んでくる。やっぱり、これはできれば生で見てほしい……! (こんな機会、そうそう無いです)
ちなみに2枚の墨絵の真ん中に鎮座しているのは、武井ファンにはおなじみ、武井先生&武井プロダクション作成の「よりティブ」と呼ばれる被り物。武井先生が「よりアクティブに活動できるように」という目的のもと、手作りされた……そうなのだが正直「手作り」というレベルをはるかに超越したクオリティ!(つやっつやのピッカピカ!)。こちらも武井先生のサイン会等のイベントでしかお目にかかれない代物なので、この機会にぜひ、実物を拝んでほしい。ぽくぽく。
目玉展示物その2・メルヒェン1/1立て看板
続いて、会場の奥に踏み込んでいくと、ちょっと顔色の悪い店員さんが……そう、マガジンエッジ展の素敵なコンシェルジュ(!?)、『新約Märchen』の登場人物・メルヒェンの1/1立て看板が、まさかのアニメイトスタッフエプロン着用のうえ皆さんをお出迎え!
名札の表記が『めるひぇん』なので、ここから先は平仮名で失礼します。めるひぇんさんの胸元のエリーゼ人形、こちらは、鳥飼やすゆき先生のアシスタントさんの手作りだそう。マガジンエッジ関係者、手作りが好きすぎる件。
なお、めるひぇんさん、ひそかにベスト接客賞いただいております。ありがとうございます……!
目玉展示物その3・井戸ポスト
さらに進むと、展示スペースの最奥に現れたるは、『新約Märchen』の作中に登場する井戸をモチーフとした「井戸ポスト」。これもまた、編集部員たちによるハンドメイド。深夜3時の編集部で、『新約Märchen』担当編集の陣頭指揮のもと、ある者はひたすら粘土をこね、またある者は粉塵(ふんじん)にむせながらポストの木箱にやすりをかけ、ワックスを塗り、そうして出来上がった各パーツを、『新約Märchen』担当編集が数日がかりで井戸に仕上げていったそうな。なんだろう……マガジンエッジには「手作りでないといけない」という決まりでもあるのか!?
この井戸の中に専用応募用紙を投函すると、抽選でなんと、展示物の一つである鳥飼やすゆき先生直筆イラスト色紙や、『新約Märchen』オリジナルブロマイドなどが当たるという……! マガジンエッジ展に来られない人も、マガジンエッジ公式HPの特設ページから応募用紙をダウンロードしハガキに貼って応募可能なので、ぜひぜひ応募しよう!
ほかにも貴重な展示物がもりだくさん!
そのほか、連載作品の美麗な複製原画や、作者達の執筆中の息遣いが聞こえてきそうなネームや下絵や校了紙、人気作家の直筆イラスト色紙、マガジンエッジの男性キャラクター達が不名誉な称号(!?)を争うイケメン選手権企画などなど、めったにお目にかかれない貴重な展示物が惜しげもなく開陳されており、しかもすべての展示物が撮影OK!
また、ここでしか手に入らない来場記念の「『猫ヶ原』猫相(にゃんそう)書き」や、マガジンエッジコミックスを買うともらえる購入特典のオリジナルブックカバー等も用意されている。この機会を逃すと二度と手に入らないので、ぜひぜひマガジンエッジ展へ!