「どうなっちゃうの~?」の期待に応えまくる2巻
28歳の“こころ”は、自分で働いて買ったマンションに自分一人で暮らして、そこへ転がり込んできた4歳下のイケメンバーテンダー“慧(けい)”に、同居だけは許していたけれど信用はしておらず、心も体もまったく許していませんでした。ところが……?
2巻の慧は期待通りさらにグイグイ来ます。
ただ、『ココロ、恋にあらず。』のさらに巧みなところは、こころがコロッと慧に惚れたりしないところなんですよ。慧にグラグラ揺さぶられて少しずつ変わって、並行して仕事は一切手を抜かずがんばって、友人のキャリアを応援して、結婚式に参列すればウルッと涙ぐんで。自立した大人の女が平穏そうに見えて平穏ではない日常を送る様子がとてもいい。
「可愛げない」?
周りからは「強い」と言われるし、自分でも「ヤワじゃない」と思っているけれど、元カレが別れ際につぶやいた「こころのかわいげないところ、俺はキツい」がずっと忘れられません。「アナタの器のサイズにはキツいかもしれませんね」って言い返してあげたい! まあでも、マンション買うほど大切にしていた男にそんなこと言われたらショックで身動き取れなくなりますよね。
だから、行きつけの店のバーテンダーの慧が、どんなに自分に懐いていても、どんなに見た目がよくて優しくても、こころは警戒し続けていました。でも深酒をした夜になぜか「住む?」と口走ってしまって、ちょうど住む場所に困っていた慧はホイホイ転がり込みます。
こうして、生活のルールを決めて、境界線をきっちり引いて、あなたを好きになるわけがないでしょう?と怖いカオであしらって同居生活がスタート。
『ココロ、恋にあらず。』は、10代でも学生でもなくなってアラサーを迎えた大人にも少女マンガの世界はあるんだよと思い出させてくれます。
そういう毎日の揺れや、一つ屋根の下に暮らすからわかる小さな変化をていねいに描くマンガです。
ちなみに1巻のラストで「え⁉」と思ったのと同じくらい2巻の最後で「えー!」となるのも最高。女子会がバチバチに盛り上がりそうな重大トピックが2つ同時に発生します。見事!









