フォアグラのお弁当を作るお嬢様!?
そう言われて差し出された料理が、実はフォアグラではなかったらどうでしょう。
ガッカリするでしょうか。
それとも、「どうやって作ったの!?」とワクワクするでしょうか。
『宇曽田みのりの代用料理』は、そんな“代用料理”の面白さを、お嬢様パワー全開で描くグルメラブコメです。
主人公は、才色兼備でセレブなお嬢様・宇曽田みのり。彼女にはひとつの悩みがありました。同じ高校に通う門梨はじめに片思いをしているのです
初めての高級食材に感動するはじめを見つめるみのりは、とても可愛らしい。けれど、はじめが使ったハンカチを大事に保管していたりと、少々……いや、かなり重めの恋心も抱えているようで……!?
代用なのに、しっかり飯テロ
確かにお嬢様という設定は嘘です。料理名も嘘です。でも、限られた食材だけで高級料理を再現してしまう料理の腕前は本物。むしろ私は、「お嬢様」という肩書きよりも、その才能のほうがずっと羨ましくなりました。
しかも全レシピ付き。
監修協力は、YouTubeチャンネル登録者数100万人超えの料理クリエイター・はるあんさん。身近な食材で驚きの一品を作り出すレシピで人気の方だけあって、「これなら私にも作れるかも」と思わせてくれるのです。
本当に作れるのか試してみた
今回挑戦したのは、ウニクリームパスタとフォアグラ。
残念ながら、夫は我が家にウニもフォアグラも存在しないことを知っているので騙せませんでしたが(笑)。
ただ、正直に告白するとフォアグラは失敗しました。2人前に増やした際、生地がゆるい気がして片栗粉を追加してしまったんです。結果、見事にパンケーキのような焼き色と食感に。
レシピを信じましょう。
ゆるくても怯えないことです。
それでも割引ステーキの上に乗せて食べてみると、「柔らかかったら絶対もっと美味しいよね!」と夫婦で意見が一致。これはリベンジ確定です。
素材はニセモノ、愛情はホンモノ
それは、「相手がどんな反応をするかな」と考える時間がすごく楽しいこと。
驚いてくれるかな。
笑ってくれるかな。
美味しいって言ってくれるかな。
そんな気持ちで作った料理は、ただの晩ご飯ではなく、小さなイベントになります。そして、その楽しさこそが、みのりが料理を作り続ける理由なのかもしれません。
でも愛情はホンモノ。
そんな本作を読んでいると、みのりの恋を応援したくなるのはもちろん、「次は何を代用するんだろう?」とワクワクしてしまいます。
そもそも、なぜみのりはお嬢様を演じているのか。その背景も気になるところ。








