今日のおすすめ
講談社ラノベ文庫12月刊のラインナップを一挙ご紹介! 校了を担当する2人の秘密コメント付きを発売前にチェックしよう!!
イノヤス
講談社ラノベ文庫編集長(であるらしい)。月刊少年マガジンに約20年在籍後ラノベ文庫へ異動し現在に到る。頭の中身は自称永遠の17歳だが頭の外側は……!?という、ドラえもんのいないのび太、みたいな感じのおっさん。編集者としてのモットーは「相手の技は必ず受けろ!」、身につけたい能力は「速読」、異世界に行ったら「蕎麦屋」をやりたい。一度言ってみたい台詞は「どうしたんだ、顔が赤いぞ。熱でもあるのか!?」
大ちゃん
講談社ラノベ文庫編集部校了担当者。またの名を金剛寺大三郎。軍手とガムテと段ボールが似合うナイス・ガイ。講談社ラノベ文庫の新刊を責任持って校了してますが、やたらフセンをいっぱい貼って返してくるのでうっとおしいみたい。「笑ったとこにいちいち『(笑)』っていうフセン貼ってくんの、どうなんすか」(編集部員・談)
無双を夢想する快感
元の世界に戻るためのアイテム《帰還の魔石》を入手した悠斗は、今まで以上にのんびりとした異世界ライフを満喫していた。とある日のこと、何気なく妖精モンスターの討伐に向かった悠斗であったが、そこで意外な人物たちと出会う。動き出す七つの大罪。襲来する最凶の妹。度重なる激闘は悠斗に何をもたらすのか……? 「小説家になろう」発! 超人気ファンタジー、新展開の第5巻!
大人気シリーズはやくも5巻登場です。前巻のラスト近くで衝撃の登場をした、近衞愛菜がいよいよ兄・ユートさんと絡んでくるという、注目のストーリーが展開されていますのでみなさまぜひ本編にてご確認ください。ラノベにおいては妹はもはや定番中の定番ですが、自分には妹がいないので、妹ものが出てくるとつい「もし自分に妹がいたら……」と考えたりします……。そういえば今を遡ること30年以上前、いまおっさんの自分が高校生の頃も、あだち充先生の「みゆき」がすげーはやってたので、妹の時代はけっして終わらないんだなあと実感してます。昨今「チート」「俺TUEEE」とか呼ばれるものですが、どうしても勝てそうにない強大なものをぶっ潰す爽快感の源で、しかも長い歴史を持つものなんだと改めて実感しております。ちょっとはずれるけど、個人的にはユートさんが角界で活躍する姿を拝見してみたいなと。
平然と皆に嫌われる男、友達なんかいらない女、こわれやすくも強靱な青春に喝采!!
俺──新藤大輔は、中学生の時に友達の定義について考えてみた。俺にとっての友達とは何か? するとすぐに答えは出た。こいつになら、まあ、殺されても仕方ない。そう思える相手。俺にとっての友達の基準はそうなり──結果高校のクラスで友達を作ることはできず、中学からの友達が別のクラスに1人だけ。そんな俺に、クラスメイトの少女・澄田が声をかけてきた。「新藤君、わたしと同盟を組んで下さい」同盟とはいったい何を!?
今期、大ちゃん絶対のおすすめ! いや、おすすめしないものなんか紹介いたしませんけどさ。行間からキラキラ飛沫が飛んでくるんですよ。その飛沫はサラサラしてて、身体に浴びると心地いいのですが、これがよく見ると、なんか皮膚に刺さってて血がにじんでたりすんの。痛(いた)気持ちいい感じです。 「わたしさあ、友達いらないんだよね」 「なんでそんな悲しいことを言うんだ」 「悲しいと思う?」 「ごめん。テキトーこいた」 「わたしと一緒に帰りたい?」なんだそれ。いや、帰りたいかもしれない。 「わたしに一緒に帰ってほしい?」なんだ、それは。 「いや帰ってほしいってほどではないけど」どうして僕らは素直になれないのだろう。 「それじゃあ、まるで澄田が俺のこと好きみたいじゃねえか」 「え、そうじゃないの?」 「え、そうなの?」 「なんで知ってんの?」 「耳を澄ましていたら、風が教えてくれて」 「キモっ」 「ひでえ」 「今から(学校に来るように)説得して。わたしは何を言えばいいかわからない」 「そんなこと言われても。俺はもう特に言うことないんだけど」 「絞りだそう」 「何をだ」 「言葉を」 人生なんて、言葉を絞りだすことの何万回もの繰り返しじゃないか。ボブ・ディランかオレは。もう読んでて痛(いた)気持ちよくて痛(いた)気持ちよくて。気が付いたら大ちゃん、胸にグサグサ飛沫が刺さってて血だらけでした。ウソ偽りなく全部読み切っちゃうのがもったいなくて、担当者の栗きちクン(仮名)に「これ、うちに持って帰って楽しんでもいい?」って聞いたら、そばにいた印刷所の営業さんが赤い顔になって栗きちクンは青い顔になったので、あきらめて一気読みしました。もったいねえ。たぶん、もいっかい読むな。 おっと忘れずに──本作は第5回ラノベチャレンジカップ佳作受賞の等身大青春群像。作品タイトル、筆名も含めた大幅なブラッシュ・アップは、改稿などという生やさしいものではない。この作品を送り出せる幸せをかみしめるものである。
仰天の真相にたどり着くまで、ズタボロだけど何度も立ち上がるぜ!
約200年前。星喰いと呼ばれる化け物によって、人類は絶滅の危機に追い込まれた。そして星喰いと戦うため、人類が生み出したのが錬金術である。かつて世界に7人しかいない達人の1人──最高の錬金術師だった少年・三森慧は、現在は全ての名誉を失った最低の錬金術師として、学校の教師をしていた。そんな彼のもとに、エリート錬金術師の少女・久住悠里が入学してくる。慧は彼女とともに、最近頻発する星喰い異常発生事件の調査にあたることになるが……。 「生徒に尊敬されるのは、教師が最初にしなきゃいけない仕事だ」 在りし日に人類最強の立場を裏切った少年は、いま孤高の天才少女をどう導くのか──!? 凸凹師弟が綴る学園異能バトルアクション!
どーも、ボブ・ディランです。なんでストックホルムくんだりまで行かなきゃいけねんだよ! おっと間違いました大ちゃんです。 ──絶望を全部注入しろ!! 闘う相手は地球の白血球じゃあ!!! 豪速球ド真ん中ストレートの危機一髪と黒幕の正体暴き。痛めつけられるにもほどがある主人公の不屈のお調子者マインド。相棒・悠里ちゃんの悲哀──。 「『お前(悠里)がいると夢を見るのが馬鹿らしい。心が折れた』……過ぎた才能は刃物に近い」 わかる! わかりますぞ、この大ちゃん!! ありすぎる才能はまわりを不幸にしちゃったりします。ちなみに、わてくし大ちゃんの才能はゲーセンのクレーン・ゲームですじゃ。誰も訊いてない。 てなわけで"世界がまれに生み出す規格外のバグ" とは何か。答えは、友よ、風に吹かれているのさ。さあ、ゾクゾクしてまいりましたあっ。 講談社ラノベ文庫新人賞出身、望月唯一が繰り出すセカント・バトル。一気にゆけ一気に。
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