今日のおすすめ

【ハードSF最高峰】劇場版目前!  弐瓶宇宙を跳ぶヒロインに激萌え

コミックプラスの製品情報を掌握する(!?)窓際バイト・さあや(30代・女性)が、一身上の性癖で選んだ名作たちを力説紹介するオタク連載。オススメする気持ちは人一倍! 伝える力は講談社デブリ! 泡を吹いて卒倒する文章で書きあげるよ~! 毎週土曜日更新だよ~!

オタを隠して生きてきたのにどうしてこうなったφ( ^ω^ ) 


恐ろしいことに誰得ツイッターアカウントができたよ!⇒さあや絶賛の中の人@講談社内

まったく役に立つことつぶやいてないけど頼む~ふぉろみ~……

2016.08.06
  • facebook
  • X(旧Twitter)
  • 自分メモ
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

ガンプラの墨入れが好きなSFファンは何をおいても読むべき! むしろ読まない理由を問いただしたい。

先に言っておくと、私は根っからの文系で、いわゆる“科学”に関してはチャランポラン子です、SFは好きだけど。今回語りたい『BLAME!』だけど、私が萌えたところをいつもの気持ち悪いテンションで語るので、考察もクソもありません。むしろ詳しいところを教えてほしいくらいです。ニヘイストの方お待ちしております! 切にッ!


アニメ『シドニアの騎士』でどっぷり弐瓶ワールドにハマってしまった私です。もちろんその後に発売された『新装版 BLAME!』も読んだんだけど、初めの感想は「なんだこれ?」だった。ほんとに一切の説明がない世界で、いともたやすく行われるえげつない行為。主人公の霧亥(キリイ)さんも全然しゃべらない。1話まるごとしゃべらない回もあったな……。だけど、読者を置いてきぼりにしてるかと思ったらそんなことはない! 細かく描かれたどこまでも続く建物群、ベタ塗りなのにどこまでも空間が広がっているように感じるスケールの大きさ。それだけでも、ぐわっとそこにいるような臨場感が味わえる。なんだか「宇宙ヤバイ」動画でわくわくする感じに似ている。無口なキリイさんと星何個分かを歩く危ないお散歩大好きです(命がけで)。


この迫力はB5サイズの新装版で読んでほしい


もちろん旅の目的もあってですね……あああ、私の語彙(ごい)力じゃ説明しきれない……100%理解できていないであろう私には……。みんなはwikiでも読んで(丸投げ)。


とにかくすっごい未来で、キリイさんと、ヒロインのシボさんは特別な遺伝子持つ人間を探していて、それを邪魔する敵がめっちゃ強い。それと戦って、なんで生きてるのかわからないくらい頑丈なキリイさん。何度も死ぬシボさん。キャラ萌えで申し訳ないんだけど、シボさんが死ぬたびにマイナーチェンジしてくるの1粒で6度くらいおいしい! かわいい! 最初のキリイさんを助けに来た第二形態もいいけど、最後の方の鶏ガラロリみたいなのもいい……。巨女からロリ、骸骨から女戦士まで幅広い層に対応してくるシボさんマジ聖女。


↑このウジのわいた骸骨が……

ヒロインのシボさんです! 結婚したい!


キリイさんの銃もな~。『重力子放射線射出装置』っていうんだけど、もう名前からかっこいいね! 一見普通の銃なのに、ぶっ放すと直線的に貫通して爆発する。ほんとに“なんでも”貫通させる……。SCP財団に収容されそうなチートな武器で、これは中二、いや、高二かな? “ぼくが考えたさいきょうの銃”なのに設定がたまらん。ブラックホールを高速で撃ち出してる説とかもたまらん。


初見の「なんだこれ?」という気持ちでどんどん読み進めて行くと、まぁこれがクセになるのなんの。1コマ1コマ噛みしめながら、自分の頭の中で整理して想像して妄想するのが本当に楽しい! SFが好きな人はぜひ読んでほしいし、 2017年に劇場版でのアニメ化も決まってるので(アニメ『シドニアの騎士』を手掛けたポリゴン・ピクチュアズさんですよ!)、まずはコミックスで予習してもらって、それで、一緒にドキドキしながら待機しようではないですか!



  • 電子あり
『新装版 BLAME!(1)』書影
弐瓶勉

独特の世界観と描写によって、コアなファンの心を掴み、後に多くのクリエイターに影響を及ぼした、ハードSFの金字塔がB5サイズの大判となって刊行!! カバーは弐瓶勉が新規描き下ろし! 極限まで発達したインターネット世界。かつての理想郷は危険な世界へと変容してしまっていた。探索者・霧亥(キリイ)は「統治局」への再アクセスを可能にするために、何千フロアも超構造体を放浪し、「感染前」の「ネット端末遺伝子」を求める

  • facebook
  • X(旧Twitter)
  • 自分メモ
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます