コミックプラスの製品情報を掌握する(!?)窓際バイト・さあや(30代・女性)が、一身上の性癖で選んだ名作たちを力説紹介するオタク連載。オススメする気持ちは人一倍! 伝える力は講談社デブリ! 泡を吹いて卒倒する文章で書きあげるよ~! 毎週土曜日更新だよ~!
オタを隠して生きてきたのにどうしてこうなったφ( ^ω^ )
恐ろしいことに誰得ツイッターアカウントができたよ!⇒さあや絶賛の中の人@講談社内
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まったく役に立つことつぶやいてないけど頼む~ふぉろみ~……
オタクをリアルで恋愛させるのは、かくもかたきことならむ。
いつの時代も萌える心はかわらない……。オタクは決めてなれるものではなく、気がついたらなっているもの。そして、止めようと思って止められるものでもないんだよね……。
時は平安。ごく普通の姫として育てられた夢子は、普通とはかけ離れた妄想力の持ち主であった。草紙(物語)を読み、1の情報で100の妄想を生み出す、現代でいうところの“オタク”。しかもノマカプ(男女)のみならず、BLもいける高レベルの“腐女子”だった! 例にもれず親に結婚の心配をされ(わかるわー)、“婚活系舎人”の小犬丸が派遣される。姫さまをなんとか結婚させようとする小犬丸だが、毎回姫さまの脳内でたいへんなことになっている……。結婚より趣味に生きる姫さまと、小犬丸の汗と涙でくり広げられる婚活マンガでした!
『臨死!!江古田ちゃん』でこじらせ系女子を先取りした瀧波先生の新作です! やっと時代が先生に追い付いてきた感じがする。新作もぐいぐいおもしろいです!
『源氏物語』も姫の脳内ではこのように。なにこれすごい萌える。
本当にオタクっていうのはどうしようもない生き物だと思う。第二次性徴からすでにオタクだった私としましては、愛とか恋とかまったくわからんのです……。2次元ならわかるのに。リアルでも自分を主語にしなければわかるのに。
「本当は男に興味あるんじゃないの? なんで付き合わないの?」など言われようものなら、「バッカモ~ン! あるに決まっとろうが!! でも、恋愛とかではないんじゃ……なんというか、こう……わかんない?」という語彙力の限界を感じながら、うまく伝えられなかった。喪女ということは置いといて。本当エラそうですまん。だけど、夢子姫の「“乞い”ではなく、好きなものを愛でたい」というセリフは、オタクの恋愛観を代弁してくれていると思う。
「恋がしたくないのか?」と聞かれたときの姫さまの名言。積極的に使っていきたい。
そうなんだよ。好きなものを好きなだけ愛でたいの!! それがちょっと≧3次元の恋愛になっているだけなの!! 将来の不安より目の前の“萌”なの!! 一方通行の愛情だけど、それでいいの……いや、だからこそ尊いんですよ……。公式がファンに還元(イベントとかアニメ化とか続編とか)してくれたらそれが幸せなの。
自分の恋愛は後手後手になってるから、いきなり婚活とか言われてもわけわかめな状況。しかも、姫は結婚に「きょーみなかりけり」。あーあ、小犬丸には申し訳ないけど、これはしばらく無理かもしれない……なぜなら私も姫さまと同じ気持ちだから……。がんばれ小犬丸! 負けるな小犬丸! そして姫が結婚成立したらうちにも来て!!
ベストタイミングで瀧波ユカリ先生のインタビューが公開されていたので、シェアしておきますね!
すごい……私の徒然なる萌語りなんて読んでる場合じゃあねぇぞ……。