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【猫ヶ原実写化?】大人気「ノラ千代」を編集部に招いてみた

某日の講談社の一室にて、「マガジンエッジコミックス」のプロモーションの打ち合わせをしていた編集部員、販売部と宣伝部の担当者たち。限られた予算と時間、出ないアイディア。「エッジ」という雑誌名にふさわしいプロモーションか否か。会議が暗礁にのりかけていたその時、ふと誰かがつぶやいた一言、「実写でノラ千代撮ったらいいのでは……」この一言から始まった、「マガジンエッジコミックス」『猫ヶ原』の販売施策「実写ノラ千代撮影」、実現への道のりを担当のY田がお届けします。

2016.04.24
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まずは武井宏之先生に「実写ノラ千代」撮影に許可をもらいに行きます。武井先生からは笑顔でOKをいただきました。続いては必要となるもののリストアップです。

【1】ノラ千代役のネコ
【2】鈴をぶら下げた太刀・虎燵
【3】着物

【1】と【3】は後輩に業者を探してもらいました。何社か動物プロダクションと衣装製作の会社に連絡をとり、スケジュールと予算を調べます。動物プロダクションからは、衣装を着て撮影ができるネコを何匹か提案してもらいました。

このネコモデルを武井先生に選んでいただいた際に、衝撃の事実が発覚したのは忘れられません……。

ノラ千代さん、実は白ネコ! ただ汚れているから、カラーの色になっているという……。
えええええ!?

衣装製作の会社には、『猫ヶ原』の漫画内でノラ千代が着ている画像を送り、似ている生地で、ネコが着用可能なデザインを出してもらいました。こちらも先生に確認いただき縫製に入ってもらいます。

【2】の太刀・虎燵は浅草仲見世のお土産物がベースとなっています。お土産物の鈴、着物専門の古着屋で組紐を購入し、それぞれ装着しました。これで小道具は準備万端です!

撮影当日、講談社のスタジオに現れたのは美しい白ネコ様。鳴き声が本当に可愛いっ! この撮影を見るために、社内から続々と人が集まります。

ノラ千代さんは嫌がることもほとんどなく、様々なポーズを応えてくれました。

編集長の席では『猫ヶ原』の校了紙とともにパシャパシャ。3時間を予定していた撮影はなんと1時間ほどで終了!

こちらの写真は「少年マガジンエッジ」編集部公式ツイッターに一日編集長としてたくさん上がっておりますので、是非チェックしてみてください。

なお大量に撮られた「実写ノラ千代」の写真は、今も編集部員の癒しアイテムとなっております。にっこり。

最後にこっそりと……。今回撮影した白ネコさんは……実はメスでした!

「実写ノラ千代」 グラビア撮影風景公開!

『猫ヶ原(1)』書影
著:武井宏之

飼い猫の証である鈴を太刀・虎燵にぶら下げ、野良として旅を続けるノラ千代。追いかけてくる過去、鈴に刻まれた家紋、先の大合戦、彼は何故野良となったのか?そして旅の目的とは?善と悪、不埒な世と心、ノラ千代はすべてを斬り伏せ、己が足で歩み続ける。

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