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【マンガ大賞2016候補】沙村広明の超激情ヒロイン、電波を蹂躙!

「このマンガがすごい!2016」【オトコ編】第6位に輝いた『波よ聞いてくれ』が、「マンガ大賞」最終候補作にノミネートされました!! それを記念して、沙村広明先生と担当編集者からコメントが寄せられました! 今年ブレイク必至の『波よ聞いてくれ』。待望の第2巻が発売中です!

2016.02.23
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沙村広明先生コメント

この作品はひたすら主人公・ミナレの喋りと自問自答だけで間をもたせる「読むラジオ」を目指しています。業界モノによくある「ドロドロした裏側」みたいな描写は恐らく出てきません。「大した事を喋っているわけではないが、心地いいのでつい聴いてしまう優しい世界」──これが自分のラジオ観であり、そんな作品にしていこうと思います。ちなみにドロドロ&殺伐とした世界をお好みの貴兄には『ベアゲルター』という作品を「ネメシス」の方で描いておりますので、よろしければそちらもどうぞ。

担当編集者コメント

これまで幾多の登場人物をアッチ側へ送ってきた沙村氏が満を持して放った「人が死なないマンガ」です。死なないからには長渕剛チックに言えば生きて生きて生きまくるワケでして、生きるからには吠えたり叫んだり自己表現するワケで、それが「仕事」として成立する過程というか様子を楽しんでいただけたら幸いです。おかげさまで各所から好評を頂戴しているのは、そういう面が評価されてのことだとレッツ・ポジティブに捉えております。読めば元気になるわ口が達者になるわ、いいこと尽くめかと。


  • 電子あり
『波よ聞いてくれ(1)』書影
沙村広明

舞台は北海道サッポロ。主人公の鼓田ミナレは酒場で知り合ったラジオ局員にグチまじりに失恋トークを披露する。すると翌日、録音されていたトークがラジオの生放送で流されてしまった。激高したミナレはラジオ局に突撃するも、ディレクターの口車に乗せられアドリブで自身の恋愛観を叫ぶハメに。この縁でラジオ業界から勧誘されるミナレを中心に、個性あふれる面々の人生が激しく動き出す。まさに、波よ聞いてくれ、なのだ!

  • 電子あり
『波よ聞いてくれ(2)』書影
沙村広明

舞台は札幌。ついに鼓田ミナレがラジオDJデビューを迎える。ド深夜のド素人のワンマンショー。放送事故を装ったトンデモ企画で北海道全域が衝撃に包まれた。生々流転とはよく言ったもので、この日を境に彼女の人生は一変。ついに「あの男」から連絡が入ってしまうのだから穏やかじゃない。波よ聞いてくれ、とばかりに激動し始めたミナレの人生を見届けようではないか。『無限の住人』の沙村広明が極上の筆致で挑む最新刊!

沙村広明のもうひとつの世界

ドイツ、中国、そして日本へ──! 中国の売春街で起きた謎の殺人……。それはやがて、日本の某・広域暴力団内部での現金盗難事件と結びつき、とある辺境の孤島にて、予期せぬ火花となり炸裂する!! ネオ時代劇『無限の住人』大団円の余韻に浸る間もなく、沙村広明が渾身で描く……背徳の活劇娯楽作品(エンタテインメント)!! 情慾(エロス)と暴力(バイオレンス)の完璧な融合……、これが“叛逆ずべ公アクション”だ!!

沙村広明先生よりコメント

「俺もいい歳なんだからグロとかエロとかパロとかはいい加減にしないと。女子供が安心して読める漫画を描かないと!」みたいな強迫観念でアフタヌーンの連載は成り立っていますが、『ベアゲルター』は残った吹き溜まりの要素……、エロ・グロ・バイオレンスだけで成り立ってます。担当さんが差し入れで実話系アングラ誌ばかり買ってくるから漫画がこうなっちゃうわけですよ!(笑)

『ベアゲルター』連載中の「ネメシス」(隔月刊/偶数月9日発売)最新号発売中!

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