2次元&BL好きな令和のサキュバス
ムサヲ先生の最新作『りりむホリック』の“唯颯人”は、同じクラスのオタク友達“加藤えむ”に、自分のスケベな感情がバレませんようにと必死だった。
えむは尋常じゃないくらい魅力的な少女だった。ありとあらゆる男たちは彼女の姿に目がくぎ付けになり、エロ心をかき立てられ思わず目を伏せる。それもそのはず、彼女は人間ではなかった。
では、えむはどんなサキュバスで、彼女は唯をどう思っているか。彼女はサキュバスの中でも少し風変わりで、サキュバスによくある「異様に男好き」な“発達特性”が認められないタイプだった。そして善良な心と常識の持ち主だ。オタクとしても礼儀正しく、書店のポップを撮影してもいいか店員さんに確認したり、買い占めをしないで店舗を根気強く巡ったり、まさに品性高潔。いいやつ!
で、人間の男よりも2次元の男を愛し、BL両片想いの純愛に大興奮する美しいサキュバスだったが……?
「でも鬼族はパンツの見せ合いが挨拶っていうし」
ある日、なんとかして唯に自分を意識してもらいたいえむは、ラブコメをヒントにラッキースケベ作戦に出る。
そして階段の下には唯がいた。これもまたナチュラルな事態だった。
そして、むっつりなスケベ心と同じ熱量でオタクの友情もしっかり育まれていくところもかわいい。ふたりは同志なのだ。
さて、普段のえむの様子を見ていると「人間の女子と何が違うの?」と思うかもしれないが、彼女は紛うことなきサキュバスで、サキュダチ(サキュバス仲間)もいっぱいいる。
ふたりは、種族の違いはそのままに、双方むっつりすぎていろいろ大変で、でもときどき急接近する。そんなとき、えむはサキュバスだから角が出てしまう。








