乙女の学園生活には「おかず」がいっぱい
学園は、白百合様がトイレに駆け込みたくなるような世界だった。
ということで、どこを開いてもエロい。でもだからといってテキトーに開いておかずにする前に、どうか1ページ目からちょっとずつ味わってもらいたい。このマンガのすごさがわかるはずだ。何がすごいって、白百合様のエロ(そしてアホな)妄想が泉のように湧き出てどうしようもないのだ。2巻までの21話、ぜんぶ違ってぜんぶエロい。しかも世界が健やかに広がっていく。そう、白百合様のエロ同志は学園内にいっぱいいる!
そして乙女たちが終始むちゃくちゃかわいい。「顔だけ」ではなく、存在そのものが愛らしい。だって乙女だものね。これは私が声を大にして言いたいポイントで、本作の大切な美点のひとつだと思う。
ギャルの残温、学食のパンチラ
例えば、いつもはお母様お手製のお弁当を召し上がる白百合様が、初めての学生食堂で「いちごのスムージーまであるのね」なんてメニューの多彩さに感心していると……?
見ちゃったからには、ランチそっちのけでいちごパンツをおかずにするしかない。
もっと素晴らしいのは、学食のメニューと同じくらいパンツも多彩なところだ。気だるそうな黒ギャルのヒョウ柄パンツ、ビッチのひもパン3点盛り、そして素朴な少女の見るからに“おにぎり”なパンツまでより取り見取り。それぞれの制服の着こなしから爪の長さに至るまで女子の描写が繊細でかわいい。パンチラのバリエーションも楽しくて気が利いている。
ということで、乙女たちの学園生活はおかずでいっぱい。そのお品書きの豊かさと、すけべの予感を敏感にキャッチする白百合様の感度のよさで本作は前進する。
2巻もなんだかすごいことになってきたぞ
なお、本作によると、“すごいことになってきたぞ”とは「下半身がときめくような遭遇を予兆する感覚」だそう。本作は各話のキラーワードが大真面目に解説されており楽しい。
『乙女のおかず』の舞台は女子校だ。おそらく女子校だからこのノリなのだろうなと思う美しい場面がいっぱいある。体育祭のクラス対抗ガチ綱引きなんて、まさに猛々しさと乙女らしさの共存だ。そりゃもちろん“オーエス!”はエロいし、全員かわいいのだが、同時に勝ちへの執着が強い。









