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「顔のたるみが止まらない!」そんなときは顔のケアより手首のケアが先決!

2019.03.02
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気になる頬やフェイスラインのたるみ。引き締めクリームを塗りたくり、顔ヨガで筋トレをし、美顔器でぐいぐい顔を引き上げる……。「こんなに努力しているのに、顔のたるみが止まらない!」と悩んでいる人もいるのでは? 実は顔をたるませる原因が、顔以外にあるのかもしれません。

「そのキーワードが筋膜です」と教えてくれたのは、『こりの原因は手首にあった 肩こりはもまずに治せる!』の著者で理学療法士の清水賢二さん。ところで、筋膜って何?

「筋膜とは体をボディスーツのようにすっぽり包んでいる網の目状の膜で、姿勢を保ち、細胞を守る役割をしています。この筋膜のどこかがヨレたりねじれたりすると、全身の筋膜がそこに引っ張られて、ヨレている場所から遠く離れたところに不調が起きる場合があります。顔の筋膜は手首につながっているので、手首の筋膜がヨレると、綱引きのように顔を引っ張って下へと下げるので、たるみが起こるのです!」(清水さん)

長時間のパソコンやスマホ作業で顔がどんどんたるむ

手首の筋膜がヨレる大きな原因は、長時間のパソコンやスマホ作業だとか。 「不自然な手の形のまま同じ動きをくり返すと、手首の筋膜が硬く縮みます。本来の手首の正しい形は、親指と小指が軽く向き合い、手のひらのつけ根が丸くくぼんで、手首の内部にアーチができている状態です。手首をこの状態に戻せば、顔を下へ引っ張っていた筋膜が弾力性のあるしなやかな状態に戻り、フェイスラインが引き上がりますよ」(清水さん)

『グーパー体操』で顔のゆがみを改善!

この『手首アーチ』を取り戻せば、つらい肩こりもラクになるそう。「パソコンやスマホを長時間使った後には、手のひらや指をもんで手首に続く筋膜をほぐしてあげることも有効です」(清水さん)

今回は、清水さんから顔のリフトアップと首こりや肩こりに効く『グーパー』体操を教えてもらいました。

写真は書籍『こりの原因は手首にあった 肩こりはもまずに治せる!』の特製付録手首アーチ着圧サポーターをつけて体操をしています。サポーターをつけずに行ってもOKです。

① 両腕を肩の高さに開いて軽く胸を張る

肩幅より広めに足を開いて立つ。軽くひじを曲げて、両腕を肩の高さで横に開く。親指と小指を離して指を開いたら、軽く胸を張る。

② 両腕を後ろに開いて両手をグーに

胸を張るように両腕を後ろに引き、同時に手をグーに。両腕をゆるめ、元の位置に戻して指を開く、再び両腕を引いてグーに。①②を10回くり返す。

『頭のマッサージ』で肌の透明感がアップする

また、手首の筋膜のほかに、頭部の筋膜も顔のゆがみやたるみを引き起こしている原因のひとつ。

「猫背の姿勢が続くと、足の裏から背中、後頭部からおでこへと続く筋膜が伸びきった状態になります。それも顔がたるむ原因です。普段から正しい姿勢を意識することでも、顔はリフトアップします。さらに、頭部の筋膜は猫背の背中に引っ張られて硬くなりがちです。頭のこりをほぐすと、筋膜の張りがとれ、顔のゆがみやたるみ予防に!」(清水さん)

頭部の筋膜がゆるむと、顔の血流もよくなるので、肌の透明感が増すといううれしい効果も! マッサージはストレスや頭痛を感じたときにもおすすめなのだそう。仕事の休憩中に行えば、目がパチッと開いて頭がスッキリします。

① 側頭部を手で押し込む

両手の手のひらの根元を側頭部にあて、円を描くように10秒押しもむ。手の位置をずらしながらまんべんなく行って。

② 眉間に親指をあてて押しもむ

眉間に両手の親指をあてて、円を描くように10秒押しもむ。指の位置をずらして、硬い部分があればそこももむ。

朝鏡を見て、たるみが気になったら、『グーパー体操」と『頭のマッサージ』を行ってみて! メイクのノリもグッとよくなります。

出典元:https://kurashinohon.jp/966.html

清水 賢二(しみず けんじ)

理学療法士
骨格調整の専門家として、のべ1万人以上の施術実績があり、関節運動学に基づいた美容整体サロン『ナチュレル フェール』を運営。ホームケア商品の開発も手掛ける。著書に手首アーチ着圧サポータ付きの『こりの原因は手首にあった 肩こりはもまずに治せる!』(講談社)がある。

『こりの原因は手首にあった 肩こりはもまずに治せる!』

『こりの原因は手首にあった 肩こりはもまずに治せる!』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。

講談社くらしの本はこちら

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『こりの原因は手首にあった 肩こりはもまずに治せる!』書影
著:清水 賢二

「つらい肩こりは、手首からほぐす」が新常識!!

福岡の大人気サロン「ナチュレル フェール」の代表で理学療法士の清水賢二氏は、 肩こりのお客様に対して、肩をもむのではなく手首をほぐして矯正する、という施術を行っています。なぜなら、手首と肩は、筋膜、筋肉、神経、血管でつながっているからです。

スマホやパソコンで手首がガチガチになっていると、筋膜がよれ、筋肉が動きにくくなり、血管が圧迫されるので、肩こりがひどくなるのです。ですから、いくら肩をもんでも、手首をケアしなければつらい肩こりは治りません!

本書では、手首をほぐして本来の形(=アーチ状)に戻し、肩につながる筋膜を整えるための簡単な3つの方法をご紹介します。

また、手首をアーチの形にキープするために清水氏が開発した、特製サポーターの付録つき。伸縮性抜群、手首のことを考え抜いてつくられた形状です!

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