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料理男子爆誕!?ほんとに「ひとりで」できた!安全調理で夏休みの自由研究にも!

ひとりでできる 子どもキッチン
(著:上田 淳子)
2018.07.21
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小3男子が初めての料理に挑戦!

男女雇用機会均等法から一億総活躍社会。男性も女性も平等に働く時代。必然的に家事の一部も男性が担わないとですよね~~。しかし現在「何もしない(できない)夫」が働く女性たちの苛立ちの原因になっているケースをよく見かけるようになりました。

まわりを見渡しても、
「うちの旦那は米も炊(た)けない」
「自分の皿すら洗わない」
「『簡単なもの“で”いいよ』って言ってくる(自分は何もしない)」
など悲惨な状況……。
これは新たな社会問題では?

そんな時ふと不安になるのが、「うちの子どもたちは大丈夫だろうか……」ということ。我が家の男子たちも、料理くらいできないと将来お嫁さんに罵倒されてしまう……というか、むしろ社会のお荷物である。

20年後に後悔してももう遅い。始めるなら今! 

料理研究家の上田淳子さん著『ひとりでできる 子どもキッチン』を使って、我が家の少3長男を料理男子に変身させまーす!

この「ひとりでできる」っていうフレーズが最高に素敵。だって「親子で楽しむ」じゃなくて「ひとりでできる」ですよ!! 親は毎日の炊事で精一杯。はっきり言って子どもと料理を楽しむ余裕なんてないのです。頼むからひとりでできるようになってね!

ちなみに長男、料理経験はほぼゼロ。「ゆでる」「煮る」の区別もつきません。本当に大丈夫か?

でもまずはやる気になってもらわないと始まりません。基本は置いといて、とにかく作りたいものを作ってみよう。
「この中でどれが作りたい?」と本を手渡すと、ペラペラめくる息子。

「これにする!」と決めたページを見ると、「キーマカレー」です。


な、なかなかいきなりハイレベルっぽいの行くのね……。

よく見ると「高学年向け」。本書は「低学年向け」「中学年向け」「高学年向け」と段階に合わせたレシピが掲載されています。キーマカレーは高学年向け。いきなり後半ページにするって、無謀というか、ほんと男子らしいよね……。

まいっか、とにかくやってみよう!


包丁を使わずに作れるキーマカレー

材料や工程が写真付きでとてもわかりやすいレシピページ!

一般的なキーマカレーは、玉ねぎやにんじんなど野菜のみじん切りを入れますが、こちらはコーン缶やミックスビーンズを使います。なんと、包丁を使わずにできちゃうんです。

まずはゆで卵を作るよ~~。もちろん火を使うのは初めてです。おそるおそる……。

できたらフォークでガシガシ、つぶします。


「どのくらいつぶせばいいんだっけ?」

何に使うのかレシピで確認。

写真付きの工程で、漢字にはすべてルビがふってあるので子どもひとりでも読めますよ。

分量も自分で測ります。スケールの使い方も覚えたよ。

コンロの使い方も子ども向けにひと工夫

いよいよフライパンへ投入!

普通は具材を入れる前に油をあたためますが、本書では火をつける前に油を敷いてお肉を入れます。それから着火! これなら油をバチっと飛ばしてしまう危険が少なくて安心です。

その他の材料(コーン缶、ミックスビーンズなど)も投入して、炒めます。最後にカレールーを入れますよ。

盛り付けたら先ほどのゆで卵を散らし、完成!

物撮りは長男が。パシャ!


「おいしー!」

ひと口しかくれませんでした。おい。

ほんとにほんとに全部「ひとりで」できちゃった!

もちろん見守りはしましたが、私は全く手は出さず。

全ての工程をひとりでできたのは達成感に繋がるよう。とても嬉しかったみたいで、翌週の遠足のお弁当もキーマカレーを作って持っていきました! 

こ、これ料理男子爆誕のきざしでは!?


ほんとにひとりでできる! 電子レンジやチルドを活用したレシピが満載

せっかくなので他のレシピにも挑戦しましょう!

我が家ではいきなり高学年向けのレシピに挑戦してしまいましたが、どのレシピも食材や調理法をなるべく簡単に安全に進められるよう随所で工夫されています。

例えばこちら、「ハムステーキとほうれん草コーンソテー」。


ほうれん草は冷凍のもの、コーンはコーン缶を使っているので下処理が不要で、すぐに調理にとりかかれます。飽きっぽい子でも大丈夫!

ほかにもレベルに合わせて
・火を使わずに電子レンジを代用
・生肉ではなくハムやベーコンを使用
など嬉しい気づかいが満載です。


「まぜるだけ」「お湯をそそぐだけ」の簡単メニューも充実

難易度の低い低学年向けレシピは、火や包丁を使わないものが中心。大人にとっては料理とはいえないようなものでも、最後までひとりでできたらキッチンに立つのが楽しくなっちゃいますね。

「ゆかりチーズごはん」
ゆかりとスライスチーズをご飯にまぜるだけ。



「ほうれん草とチーズのスープ」
冷凍ほうれん草とちぎったスライスチーズに、コンソメとお湯を注ぐだけ。



すごいのが、どれも普通に美味しいこと。主婦の「もう一品」にも役立ちそう。

また、調理中に「小さじって何?」「お米はどうやって炊(た)くの?」などの疑問が出ると、基礎ページを逆引きして調べられます。

調理用具の説明からお米の炊き方、野菜の切り方など、基礎知識が満載。

「とにかくやってみたい!」にも「きちんと知りたい」にも答えてくれる、初めてのお料理本。
リビングに1冊置いてみてはいかがでしょうか?

  • 電子あり
『ひとりでできる 子どもキッチン』書影
著:上田 淳子

共働き家庭で、夜までひとりで留守番している子どもがどんどん増えています。冷蔵庫にあるもので食べたいものをパパッと作れる知識やテクニックは、子どもに限らず、楽しく健康的に生きるための必須条件となっています。
コンビニで市販のサンドイッチやおにぎりを買うよりも、卵やハムや冷凍うどんを使えば、お金もかからず、栄養豊富な温かいおかずをお腹いっぱい食べられます。
小学生だって料理を作れれば、疲れて帰ってきたママを喜ばせることもできます。子どもに「食事を作るのって楽しいな、誰かに食べさせたい」と思わせる、毎日使いたくなる料理入門書。
食材の種類や切る作業があるものはできるだけ少なく、ハンバーグもポリ袋に材料を入れてモミモミするだけなど、大人の手を借りなくても、子どもがひとりで安全に作れるレシピを徹底検証。対象年齢は9歳以上ですが、包丁も火を使わないレシピはもっと小さい子でもOK。もちろん、料理初心者の大人にも役立ちます。新入学時や夏休み、誕生日、クリスマスなど、子どもへのプレゼントとしてもおすすめです。

レビュアー

保手濱歌織 イメージ
保手濱歌織
mazecoze研究所所長。時短研究家、PTA研究家。日々のあれこれをいかに「時短」するかに命を賭けるワーキングマザー。新しいPTAのあり方についても日々リサーチ中。7歳男児&2歳女児&0歳男児を育成しています。
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