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世界を救った勇者は用済み!? 人間不信の主人公…今度は“魔王”になる

講談社ラノベ文庫6月刊のラインナップを一挙ご紹介! 校了を担当する2人の秘密コメント付きをチェックしよう!!

イノヤス

講談社ラノベ文庫編集長(であるらしい)。月刊少年マガジンに約20年在籍後ラノベ文庫へ異動し現在に到る。頭の中身は自称永遠の17歳だが頭の外側は……!?という、ドラえもんのいないのび太、みたいな感じのおっさん。編集者としてのモットーは「相手の技は必ず受けろ!」、身につけたい能力は「速読」、異世界に行ったら「蕎麦屋」をやりたい。一度言ってみたい台詞は「どうしたんだ、顔が赤いぞ。熱でもあるのか!?」

大ちゃん

講談社ラノベ文庫編集部校了担当者。またの名を金剛寺大三郎。軍手とガムテと段ボールが似合うナイス・ガイ。講談社ラノベ文庫の新刊を責任持って校了してますが、やたらフセンをいっぱい貼って返してくるのでうっとおしいみたい。「笑ったとこにいちいち『(笑)』っていうフセン貼ってくんの、どうなんすか」(編集部員・談)

2018.06.08
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どっちが本当の魔物だったんだろう……

  • 電子あり
『最強勇者はお払い箱→魔王になったらずっと俺の無双ターン』書影
著:澄守 彩 イラスト:jimmy
イノヤスコメント

このあいだ今やってるNHK朝ドラ『半分、青い』を観ていた時のこと。登場人物の萩尾律くんを見ながら「あーあ、俺もイケメンだったら世の中渡っていくのもずっと楽だったろうなあ、おねーちゃんもほっといてもよってきてくれるかもしんないし、もててもてて困って告白されておことわりとかしてみたかったなー……」とぶつぶつ言いながらごろごろしてたら、近くにいたうちの奥さんに「ケッ」て感じで嘲笑されてしまいました、とほほ──(作品とは全く関係ないけどドラマの中で出てくる漫画関連のエピソード、自分の最初の上司のことだったりしてちょっとびっくりなのです)でも、実世界ではイケメンでなくてもいい、今は異世界に行けばなんとかなるんだ、チートスキルが手に入ればきっと楽勝……と真剣に考えてしまいそうな昨今であります。

そんな個人的事情はさておきまして、《小説家になろう 年間1位獲得(ハイファンタジージャンル)の話題作》(Kラノベブックス公式Twitterより)満を持しての登場であります。当作はそれこそ、最強の勇者、でもブサイク、という主人公が、大きな戦いを経て自分を問い直していくという面持ちの、それこそただのチートキャラの物語ではないのです。読み進めていくとそこはかとなく漂う「哀愁」「やるせなさ」「哀しみ」……特に毎日の生活に追われ疲れた精神に大きく響く、主人公をとりまくどうにもならない状況が描かれていて、そこからやがては主人公を支持したいという気持ちが生まれてくるのです──「ブサメン」だから、魔物のように扱われてすべてをはぎ取られていく主人公・元勇者ガリウス。今まで敵だったはずの、彼を取り巻く優しい魔物たち……対照的に、無慈悲な行いを当然としている人間。「いったい何が人間らしいのだろう」ということが読み進めていく自分のこころもちに浮かび上がり、こころからガリウスくんを応援したくなってきます。 王道を行きつつ、しかしせつない哀しみをほんのりと秘めた快作、ぜひお手にとってお確かめいただきたく思います!!

現実逃避ノベル上等! のんびり力は世界を……どうかする!……どうかって

  • 電子あり
『おっさん、チートスキル【スローライフ】で理想のスローライフを送ろうとする』書影
著:鬱沢 色素 イラスト:ne―on
大ちゃんコメント

たいへんですっ。おっさんが来てます!! じゃあ3階のエレベーター・ホールでお待ちください。違うよ。そーいうことじゃあありません。おっさんの波というかウエーブというか(同じだろそれ)、トレンドが来てます。いろんなもんにおっさんがあれしてるそうです。くくく、次にじじいトレンドが来るのも時間の問題じゃろ。あー調子わりい。

《にょきにょきにょきにょきにょきにょきにょきにょきにょきにょきにょきっ!
薬草薬草薬草薬草薬草薬草薬草薬草薬草薬草薬草薬草薬草薬草薬草薬草薬草薬草。
「早速抜かせてもらおう」
ズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボッ!》

ワハワハワハワハワハワハワハワハワハワハワハワハワハワハワハワハワハッ!
早速笑わせてもらった。すんませんね。大ちゃん、こーゆーの大好きなもんすから。本作は、講談社ラノベチャレンジカップ出身、あのファイアーボール・マン鬱沢色素新シリーズ!! ドカーン!! なんか違うぞ。もうタイトル通りのノー・ストレスな作品です。

《やる気出しちゃってるでしょ! 自分の力でなんとかしようと思ってるでしょ! そういう時って、大体失敗してるじゃん!》

うっわあ。グッサグサ。いってえ。
それはそうとさあ、おっさん、おやじ、おとーさん、じじい、いずれにしても当編集部には大人らしい大人がいないです。かくいう大ちゃんもいまだ学生気分が抜けません。前に社内で入社面接やってたとき、案内係の人に待機室に誘導されかけたことがあります(実話)。40歳とっくにすぎてたのに。だいたい面接学生ならもっと小ぎれいなカッコしてんだろ大きなお世話だドッカーン!! なんか違うぞ。

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