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講談社ラノベ文庫3月刊のラインナップを一挙ご紹介! 『女騎士コレクション』に新シリーズも目白押し! 校了を担当する2人の秘密コメント付きをチェックしよう!!
講談社ラノベ文庫編集長(であるらしい)。月刊少年マガジンに約20年在籍後ラノベ文庫へ異動し現在に到る。頭の中身は自称永遠の17歳だが頭の外側は……!?という、ドラえもんのいないのび太、みたいな感じのおっさん。編集者としてのモットーは「相手の技は必ず受けろ!」、身につけたい能力は「速読」、異世界に行ったら「蕎麦屋」をやりたい。一度言ってみたい台詞は「どうしたんだ、顔が赤いぞ。熱でもあるのか!?」
講談社ラノベ文庫編集部校了担当者。またの名を金剛寺大三郎。軍手とガムテと段ボールが似合うナイス・ガイ。講談社ラノベ文庫の新刊を責任持って校了してますが、やたらフセンをいっぱい貼って返してくるのでうっとおしいみたい。「笑ったとこにいちいち『(笑)』っていうフセン貼ってくんの、どうなんすか」(編集部員・談)
ライバルは蹴落とすんじゃない、勝手に転ぶのを待つっ!!
先日、地下鉄通路からエスカレーターで会社のロビーに上がっていったら、突然目の前に学習院初等科だか慶応幼稚舎だかの高貴なお子たちが揃いの帽子&制服でランドセルしょったまま数十人ずらりんこと整列していて度肝を抜かれたんですが、いきなり「我々はァ、講談社の早稲田と一部東大偏重主義を糾弾しィ、ついでに給食の献立の改善を要求するものであーる」とシュプレヒコールを上げ始めてビックリいたしましたウソにきまってんじゃねえか。何かの撮影とか社内見学とか小学生匿名座談会とか新手のヨンパチ系大人数アイドルだったんでしょうか。ちょっと謎。社内にお子ちゃまモデルとそのお母さんがうろうろしてることはよくありますけども。
このお子ちゃま向けの本や雑誌と、青年〜大人向けの本や雑誌って、何がいちばん違うかと申しますと、あっ、もうヨタ話は終わってんぞ。えー、ルビつまりフリガナでございます。お子ちゃま向けだと総ルビ、すべての漢字やときにアルファベットの横にひらがなの読みが付くのです、たいがいね。一方、青年〜大人向けは出版社や新聞社の各社規定にもよりますが、難読漢字とか固有名詞にだけ付けたり、まあいろいろです。 翻(ひるがえ←ルビだと思ってね)って、本作。話の痛快さは最高級なんだけど、要所で炸裂するいわば"ルビ芸"が抱腹絶倒・呵々大笑・神社仏閣・猪木悶絶(ほうふくぜっとう・かかたいしょう・じんじゃぶっかく・いのきもんぜつ←ルビね)。 たとえば「お嬢様」に「うちのアホ」、「ご主人さま、お目覚めの時間です」に「このクソガキ、とっとと起きやがれ」ってルビがついてるみたいな(笑)。……やっぱ全体を読まねえと面白さが伝わらんな。一刻も早くご購読いただけませんでしょうか(さっさと読みやがれ、いい人らしく←ルビ)。
ある貴族令嬢がいて、こやつが勉強きらい、運動いやいや、努力くそくらえ、忍耐苦労なにそれうまいの? 人生舐めプ。だけど一番になりたい、偉くなりたい、競争相手全員くたばれプリーズ。そこへ裏工作大好き執事が暗躍跋扈(ばっこ)、無理ゲーをクリアできますか? 超おすすめ作です!!(さっさと以下略)。
まだだ、まだ終わらんよ!
「いやーもう俺オッサンだからさー、加齢臭もきついし!」というのが冗談やネタではなくて単なる事実になってからもう何年経つのでしょうか? といいつつも、いまだもってラノベを楽しく読んでいることも事実でして、特にラブコメ方面は今もって大好きだなあって実感している今日この頃であります。──でもおっさんの夢として『恋は雨上がりのように』(漫画だけど)とかも好きですよ!
ともかく可愛い女の子に囲まれた生活、ということへの夢と情熱だけは衰えづらいんだなあということは確かでありますね。──でありますが、大変残念なことにもはや、リアル世界では女子だらけの毎日というのは絶対無理なんでして、女子に囲まれた生活とかを仮想体験するなら、それこそゲームの世界とかに没入したりするのが一番なんだろなー。
さてここでとりあげます『女騎士これくしょん2』ですが、大人気ソーシャルゲームからヒロイン女子が実体化してしまった! というお話の1巻に続きましてその実体化した美少女騎士のみなさんと生活をともにする、というお話であります。まさに自分の夢が実体化したかのようなお話なのですが、今回重要な役割を果たしていただけるのが、主人公の団長ことアタルの幼なじみ・篠宮詩乃。幼なじみは負けフラグという俗説をぶっとばす勢いでストーリーを引っ張っていってくれますよ(ちなみに、幼なじみが勝つラブコメがあったらぜひ教えていただきたく思います)。実体化したココア以下女性騎士のみなさんの戦いも衣装もとてもステキです! ちなみに自分はろり先生がとてもお気に入りです!!
というわけで、おっさんならおっさんらしく昔やりこんだ恋愛ゲームでもやろっかなーでもいまでも「いっしょに帰って噂されると恥ずかしい」とかいわれるとやっぱりがっかりするんだよな〜〜orz
転生トラックに出会える場所はどこだろう!?
「異世界転生」がラノベ業界の定番中の定番となってから久しい感じがします。なんだかんだで長く続くこのブーム?でありますが、異世界転生専用のトラックとか走ってないのかな? もし走ってたらほら、秋葉原とかを歩いていると良く目にする「荷台のところが看板になっていてゲームとか声優のみなさんのCDとかを宣伝してる」トラックとかになってるのかなーなんて思うわけです。看板の処に「ガチンコ勝負、あなたを転生させましょう! チート能力なら◯◯」みたいなキャッチコピーがついてたりして(……どちらかというと風俗の広告トラックみたいだとも言えそうな)。自分が異世界転生するなら、できるだけ楽な方法でチート能力をもらって、まったりとお気楽に過ごしたいなー……なんて夢想をしつつ、ラノベ売り場の店頭でぼーっとしていることがよくあったりします。
でもなーよく考えたら、チート能力とかを持ったりしたら、結局世の中の出るところに出なくてはならなくなる運命を同時に持たされたということと同じですよね。たとえそこが異世界であろうと……世界を変えてしまうくらいの能力があって、通常ではできないことをなんなくしてしまう異能の人間が実際にいたとしたら、それこそ住まう世界の運命と行く末をゆがめてしまいかねないんだろうなあ。そうするとめざすべきまったりライフからすぐに遠ざかってしまいますね。難しいもんだなあ……。
さて、今回の『異世界転生取締局』はラノベ文庫新人賞出身の愛坂タカト先生の2作目にあたります。異世界転生した主人公、もちろんチート持ちなのですが、意外な方向で活躍をすることになります。ラノベ界の主流トレンドであるところの「異世界転生」がどのように料理されて新しい流れを生み出しているのか、ぜひお手にとっておたしかめいただきたいと思います。檜坂はざら先生の描くヒロインズ、特にメインヒロインのイズミさんのツンと恥じらいがミックスした感じがとってもいいです、好みですねぇ〜〜!
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