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ラノベ界のゆづ!? 絶好調「スキルテイカー」主人公はエロもバトルも研究熱心

講談社ラノベ文庫3月刊のラインナップを一挙ご紹介! 大人気『異世界支配のスキルテイカ―』からwebで話題のあの作品まで校了を担当する2人の秘密コメント付きをチェックしよう!!

イノヤス

講談社ラノベ文庫編集長(であるらしい)。月刊少年マガジンに約20年在籍後ラノベ文庫へ異動し現在に到る。頭の中身は自称永遠の17歳だが頭の外側は……!?という、ドラえもんのいないのび太、みたいな感じのおっさん。編集者としてのモットーは「相手の技は必ず受けろ!」、身につけたい能力は「速読」、異世界に行ったら「蕎麦屋」をやりたい。一度言ってみたい台詞は「どうしたんだ、顔が赤いぞ。熱でもあるのか!?」

大ちゃん

講談社ラノベ文庫編集部校了担当者。またの名を金剛寺大三郎。軍手とガムテと段ボールが似合うナイス・ガイ。講談社ラノベ文庫の新刊を責任持って校了してますが、やたらフセンをいっぱい貼って返してくるのでうっとおしいみたい。「笑ったとこにいちいち『(笑)』っていうフセン貼ってくんの、どうなんすか」(編集部員・談)

2018.03.08
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やはり裏切らない男です!

  • 電子あり
『異世界支配のスキルテイカー8 〜ゼロから始める奴隷ハーレム〜』書影
著:柑橘 ゆすら イラスト:蔓木 鋼音
イノヤスコメント

冬の平昌オリンピック、終わっちゃいましたねえ──今回のオリンピック、なんだかいつもとちがうなーと思ってたんです。なんでだろーとよく考えてみたら、そうだいつものオリンピックとかサッカーのワールドカップってちがう大陸でやることが多いから、たいてい「注目の競技は夜遅くだ」ってな感じになるけど、今回は韓国でやってるから時差がないので、眠気と戦いながら観戦したってことがなかったんですね。だから思ったより早く終わってしまった感があったのかなあ……いまさらですが、そんなに時間かからないんだから現地いってくりゃーよかったかなーなんて改めて思う今日この頃であります。すげー寒かったんだろうけど。それで少しずれますが羽生結弦選手の金メダルとか、少年漫画でこういう話をやったらネームを没にされそうな、とんでもない勝利だなあと。

ということでこのオリンピックが始まる頃ちょうど校了読みを始めた「スキルテイカー」8巻ですが、もうすっかりラノベ文庫の定番となって久しい感じです。それでもってユート君の、エロ事にもバトルにも研究熱心で常に努力を欠かさない(しっかり読む方を喜ばせたうえで)態度は常に不変、いうなれば異世界に於ける羽生結弦選手みたいなポジションなんだろうか?と思ったわけです。

実は今回読み進めているうちに、「どうにも足りないのでは……」と一瞬だけ不安に思ったのです。それは近衞流體術についての描写が少ないような気がしたからですが、読み終わってみてそこは誤解であることが分かりまして一安心でした!! 近衞流體術はユートくん同様まだまだとんでもない力を秘めていますよ。それと新たに目覚めた? ユートくんの新境地ともいえる「ワザの受けっぷり」もなんだか共感してしまうのです……そうです私はドエ(以下略)。

素晴らしい芸風!

  • 電子あり
『自称!平凡魔族の英雄ライフ3 〜B級魔族なのにチートダンジョンを作ってしまった結果〜』書影
著:あまうい白一 イラスト:卵の黄身
イノヤスコメント

遙かな昔、高校生になった頃のお話です──勉強するクセというか習慣というのが全くなかったので、高校に入学してからクラスの友達がみんなきちんと予習復習はするわ、宿題はきちんとやってきてその上自主的に勉強するわ、というのを実際に見てぶったまげた、そんな記憶があります。それでもってクラスで他愛ない話を一緒にしてて、特に優秀臭を醸し出していない友達がテストの成績では学年上位に顔を出しているんだからまたビックリ! ……その友人もまわりのクラスの同級生達も、きっと自分が「勉強をしてる」なんて露にも思っていなかったんだろうなあ……と今なら思い返せますが、上には上がいるもんだな、と強力に意識させられた経験でありました。ましてやこれが東京とかだったらもっとガクブルちっくな体験をさせられたんだろう、ああ田舎出身でよかったなあと今ならば思えるんですが……。

こちらKラノベブックスからの新刊、『自称!平凡魔族』シリーズの3巻、いよいよ発売されました。主人公のクロノくん、いつもの口癖の「あーウチの田舎はさあ……」というなんと申しますか「田舎芸」がすっかり板について、周りのみんながいい意味で呆れるようになってきましたね! ラノベ業界にかかわらず、キャラクターに一種の芸みたいなものが備わってくれば、そのキャラによりしっかりとした、理解される上での土台ができたということになりますし、なによりキャラそのものが伝わりやすくなりますもんね。(好きな言葉ではありませんがいわゆるキャラがたつということでしょうか)

今回もクロノくん、自身の田舎での体験をもとにとんでもないことをやらかしてくれます。既刊と比較するに、わりとハードな戦いも繰り広げられ、それこそ今まで以上にはらはらもするのですが、そこはやっぱり納得の展開につながっていって、またもや「いいものを読ませていただけました!」という満足感もいっぱいです。この3巻帯にもあるとおりですが、コミカライズも決定しまして先行きがますます楽しみな当作、ぜひお手にとっていただければと思います!

カーリング女子の次はゲーマー・ベースボール男子! なまらはんかくさい!

『廃ゲーマーな妹と始めるVRMMO生活』書影
著:鈴森 一 イラスト:HMK84
大ちゃんコメント

カープ女子、G党、オリ姫、虎キチなどなど、各球団の熱烈ファンの皆様、お待たせいたしました。今回は野球のお話をいたします。冬期五輪も閉幕、プロ野球はキャンプ、オープン戦、シーズン開幕へと、わっくわくです。そだねー。大ちゃん、ずばり言ってプロ野球には、ゴッホン、1ミリたりとも興味がありませんドつくでしまいに。

えー、なんてんですかね、球技に限らず総当たり戦というのも危機感が足りなくて、ちょっとぬるいっていうか。勝ち抜き戦のヒリヒリする感じにはグッと来るんですよ。 だから高校野球の「1エラーで故郷へゴー・バーック!」とか「ピッチャー・フライで野球人生さよおなら、ブーッ」とか、ドラマチックなのがバッチこいです。母校の応援に甲子園まで各駅の鈍行で行ったこともあんですよ。完封負けしやがりまして、用意していった紙吹雪を撒く機会はありませんでした。一方、ゆるい心地よさもよーくわかるんで、ガラッガラの阪急vs.南海戦の外野席でビール飲んで寝っ転がってんのも至福のときであろう。監督は上田と野村だ。審判に抗議する感じが悲壮感漂うというか、ビンボ臭くてよろしく哀愁。繰り返しますが、プロ野球には一点の曇りも興味もありません。

本作の主人公は、ドラフトを待ってるレベルのエリート高校球児でしたが、ケガで退部&引退。ここで悪の道に踏み外すかと思いきや、かーいー妹からVRゲームに誘われる。野球のスキルがゲーム空間でどうなるよ!? どうなるどうする? フィジカルとバーチャルの融合というトガった舞台なのに、ゆるゆるしてて、かなりいい感じです。

そんでね、ゆるゆるゲームやってて、ゆるふわな流れに身を任すと、キラリと光るフレーズがサクッと刺さったりもします。

───精神的に追い込まれたシチュエーションでのハイリスクプレーは、ほぼ確実に良くない結果をもたらす。───

───このメンタルの強さはピッチャー向きだよな、絶対。───

ドキッ。
ゆるふわでドキッ。
日本最大級の小説投稿サイトで話題をさらった"ゆるふわゲームに野球でキラッ"。
なつかしの西宮球場に思いを馳せます。行ったこたあねえけど。

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