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国税庁から“大金持ち”を逃がす「プライベートバンカー」実名秘話!

2017.10.31
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プライベートバンクとは、富裕層の資産を管理・運用する銀行である。そこで資産家たちのために働く者は、プライベートバンカーと呼ばれる。シンガポールなどの海外のプライベートバンクはジャパンデスクを構え、日本の金融機関や証券会社などの出身者をスタッフとして揃えて、日本の資産家たちに対応している。

日本の資産家たちが海外のプライベートバンクに資産を預ける主な理由は、相続税などの税金対策である。日本の税法には抜け道があり、通り抜けるためには海外に移り住むことも厭わない。プライベートバンカーは、資産家たちのそのような相談にものる。

プライベートバンカーに課せられたノルマは桁違いである。日本から意気揚々と渡ってきた者でも、その厳しさと銀行内部の悪しき慣習に戸惑いと憤りを隠せず日本へ戻ってしまうぐらいだ。我慢を続けて自らの進む道を見いだした者もいれば、大金の持つ魔力に魅せられて過ちを犯した者もいた。国税庁は国内でしか追及できない「内弁慶」と見られているが、次々に対策を立てて海外の資産を掌握しようとしている。けっして黙って見ているわけではない。

本書は、銀行関係者の証言や実際に海外で暮らす成功者たちへの取材を基にまとめられたノンフィクションである。資産がどのようなきっかけで海外に流れ、普段はその実態を知られることがないプライベートバンカーたちがどのような仕事をし、そして国税庁がどのように目を光らせているのかが詳細に描かれている。

著者紹介:清武 英利

1950年宮崎県生まれ。立命館大学経済学部卒業後、'75年に読売新聞社入社。青森支局を振り出しに、社会部記者として、警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より読売巨人軍球団代表兼編成本部長。'11年11月、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任され、係争に。現在はノンフィクション作家として活動。著書『しんがり 山一證券 最後の12人』(現在は講談社+α文庫所収)で2014年度講談社ノンフィクション賞受賞。主な著書に『奪われざるもの SONY「リストラ部屋」で見た夢』(講談社+α文庫)、『特攻を見送った男の契り』(WAC BUNKO)など。

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『プライベートバンカー カネ守りと新富裕層』書影
著:清武 英利

大金持ちをタックスヘイブンの国に誘う「カネの傭兵」。それがプライベートバンカーだ。野村證券のトップセールスマンからプライベートバンカーに転じた主人公が見たのは、本物の大金持ちの世界だった。シンガポールに移住し、ただ時間が過ぎるのを待つ元大手メーカー会長、若くして300億円を手にしたIT業界の寵児、伝説の相場師、そして脱税を見逃すまいと潜伏する国税庁の美人調査官。やがて、バンカーの周囲では、カネを巡る詐欺と殺人未遂事件まで発生する。
バンカーが実名で明かす衝撃のノンフィクション!

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