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鬼火・底のぬけた柄杓
(著:吉屋信子)
2017.06.06
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子供の方は「買わないのにウロウロしてたら怒られるんじゃないか」などと逡巡してそうです。実際、追い払うような店主も昔は多そうです。俳人ゆえか、商売よりも情景や子供の心情の方に迷いなくフォーカスがあたっていて安らぎます。子供も店のおやじがそんな感じで見てるとは思ってないだろうなと思うと、さらにまたほっこりしてきます。俳句のことはわかりませんが、「いい句だ!」と感じました。(カラスヤ)

『鬼火・底のぬけた柄杓』書影
著:吉屋信子

焼跡の一軒家で起きた貧しい女の悲惨な自殺を凄艶な美へと昇華させた女流文学者賞受賞作「鬼火」、隠れ切支丹の遺児であった修道女の謎めく焼死を追った「童貞女(びるぜん)昇天」等、幻想的短篇7作に、薄幸な俳人の生涯を意欲的に掘り起こし、温かい筆致で描く「底のぬけた柄杓」等、俳人論3篇を併録。少女小説、新聞小説の世界で一時代を劃した吉屋信子のもうひとつの魅力をあますところなく示す精選作品集。

レビュアー

カラスヤサトシ イメージ
カラスヤサトシ

1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に新書館『カラスヤサトシの孫子まるわかり』、講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『カラスヤサトシの戦国散歩』があります。

近況:1日ひとつ、その辺の植物の名前を憶えていこうと、突然思い立ちました

 

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