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【インスタ投稿で台湾をゲット】写真家・川島小鳥『愛の台南』発売記念コンテスト

独特の世界観で人気の写真家の川島小鳥さんがなぜガイドブックを手掛けたのか、なぜ「台南」だったのか。自分に問うように真摯に取り組み続けたガイドブック制作の3年あまりを振り返り、特別エッセイを寄せてくれました。また、発売に伴い「『愛の台南』発売記念 川島小鳥杯台湾インスタグラムフォトコンテスト」を開催! 詳細は記事の後半で。

2017.04.30
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明星の歩き方

単純明快に台南が大好き

この度『愛の台南』というガイドブックを講談社より出させていただいた。構想1年以上、「手に取ってくれた人の旅のお守りのような本になるように」と願いながら作った本、完成して万感の思い。

普段の生業は写真家なのに、なぜガイドブックを作りたかったかというと、単純明快に台南が大好きだから。2014年に出した拙著に台湾で撮影した『明星』という写真集がある。3年通い、台湾中を被写体や景色を求めて旅した。思い入れのある場所は数あれど、台南への愛と感謝はダントツで、写真集が完成してからも何度も訪ねている、僕にとっていわば第二の故郷。

最近、多くの人が台湾旅行に行くようになり、よく、おすすめは?と台北のことを聞かれて答えるけれど、内心では台南はもっとおすすめと思って歯がゆかった。新幹線に乗ればたった2時間の台南、2泊3日の旅行でも十分楽しめる。でも、台南のどこへ行けばいいのか、何を食べればいいのか、自分の中ではっきりと答えられない。まるで好きな人のどこが好きかを聞かれて、顔、性格……と具体的に答えてみても、正確な理由は答えられていないような。雰囲気が好きなんです! と宣言してみても、初めて台湾に行く人に台北を通り越して台南に行ってもらう説得力がない気がして。

そういうわけで、今回の本を作ると決まってから、まずしたことは再び台南に行って、台南の空気を感じながら魅力をメモしていくことだった。写真家という職業は、基本的には視覚的に物事を見て捉えることだから、いわば感覚が最重要なのだが、ガイドブックとして人様に見てもらう以上、ちゃんと説明しなくては!

「いつも台南駅に着いて台南の空気を感じた瞬間、頭より先に心がすっと開いていくのがわかる」(『愛の台南』本文より。以降記事内写真は全てヤマサキハナコ)

「小鳥の感じた台南のまんまでええんちゃう?」

数年前に台南で偶然出会ってから友達になったヤマサキハナコちゃん(お兄様との共著『オモロイ台南』を出した、台南市政府公式! 大阪・台南ファン応援団★)という心強い味方と一緒にカフェや路地を巡り、思いつくままに写真を撮りながら本の輪郭を探っていくような、取材以前の取材が始まった。しかし、やったことがないことに対する底知れない恐怖がふつふつ。できるのかな?自分、ガイドブックって、プレッシャー……という暗黒の疑念を明るい展望に変えてくれたのはハナコちゃんの「小鳥の感じた台南のまんまでええんちゃう?」という大阪弁の一言。

ほなどうしよ?僕が感じる台南て?と自問自答しながら、意気込んで用意したノートに「あなたの好きなところ」を書いていくことにした。美味しい、楽しい、ワイルドな、かわいい、といった形容詞たち。馬鹿みたいに単純な単語ばかりだがそこは正直に。最終的に『愛の台南』というタイトルに決まったように、僕が台南を好きな理由は台南に流れている陽気で愛情たっぷりの空気感。見て楽しくて、実用的に愛してもらえるガイドブックを作りたい。思いついた形容詞から派生した特集を章立てしていくことがこの本の肝なのではないかと思うようになった。

一度東京に帰って、撮影してきた写真とたくさんのアイデアメモを持参して、担当編集者の神谷さんに会いに行った。神谷さんは雑誌『FRaU』での斬新で深い内容の台湾特集や、台湾での僕の活動を手助けしてくれたお姉さんのような存在の青木由香さんの本を担当された超敏腕編集者。実はこの本を作りたいと言って、初めて神谷さんと待ち合わせした時、その直前にものすごくショックな出来事があった。昼間の原宿で不覚にも涙が出ていたけれど、待ち合わせに遅刻してはいけないと急いでカフェに向かって、神谷さんと目があった途端、その優しい瞳についまた涙が止まらなくなってしまったという、超絶恥ずかしい過去がある。恥ずかしさは心のゴミ箱に捨てて、会議が始まった。僕のふわふわしたアイデアをいいですねーと言って具体的に台割をさくさく作っていく敏腕ぷりに感動しつつ、本の輪郭が立ち上がってきたことの興奮と緊張が体を貫く。次回の本取材に向けて武者震いした神楽坂の午後。

「ふわふわの真っ白い生地に豚肉と菜っ葉のお漬物、ピーナッツソースを挟んだ甘い台湾式バーガー」(本書内「腹五分目 胸いっぱい」から)

何度本を作っても毎回苦しい

本の構成は、形容詞を膨らませたキャッチコピーにして章のタイトルにしていくことで決まった。これは今まで写真集しか作ったことがない僕にとって新鮮ですごく楽しい作業だった。例えば、「毎日が夏休み」という章では、台南の夏休みのような雰囲気を表現しつつ、アイスやかき氷をふんだんに紹介。ランドマーク的な場所よりもずっと台南の魅力が感じられる路地裏を紹介したかったので、そこは「あの角を曲がれば」というタイトルにして、文章と写真で構成する。他にも、「酔い鳥日記」、「腹五分目、胸いっぱい」、「超フレッシュ!」といった、ちょっとダサくて愛嬌のあるタイトルを付けた。飲み屋さん、食べ物、縁結びの神様、本屋さんなどバランスよく紹介できたと思う。本来の得意な??写真は、見るだけで台南の空気を感じて旅した気持ちになれるようにと思いをこめて、最初と最後にカラーグラビアとして入れた。

そして、写真集を作った時と同じく、友達を総動員 (笑)。台南のひとたちには、有名店ではない、自分だけのお気に入りのお店が必ずあるもので、友達にアンケート用紙を配って調査。実際行ってみてよかったところを取り上げさせてもらう。食べ物は、ハナコちゃんの食い倒れコーナーを作ってひたすら食べ歩きをしてもらい紹介。
一緒に台南に行って撮影させてもらった女優の臼田あさ美さんには、日本女子代表として台南の魅力をインタビュー。さらには台湾の友人の美少年、ザオリンくんとあさ美ちゃんが台南をデートしているような撮影もできた。青木由香さんにはその独特の視点で台南について書いてもらう。

台湾の音楽シーンで絶大な人気のあるクラウド・ルーくんには、なんと台南の実家に突撃して写真を撮らせてもらうことに。ちょうど台南の大学でライブをするタイミングで、すごく貴重な写真が撮れたと思う。イラストは、台湾のアーティストの飛飛飛くんと、紅林ちゃんに描いてもらった。

奇跡のように豪華なラインナップ。そして一番大事なデザインは、『明星』でもご一緒した大好きな佐々木暁さんに。カルチャースポットを紹介する「わたしの旅」という章で、『明星』にも出てくる台湾の女の子をモデルにして撮影したとき、この本が『明星』の世界のガイドブックにもなることを感じて、佐々木さん以外には考えられなかった!  2度目の長期取材では、具体的になった本のイメージを胸にハナコちゃんと台南の街中を自転車で走りまわった! いい本を作りたいと胸を焦がしながら、また、炎天下で顔を焦がしながら、タクシーに轢(ひ)かれそうになりながら走り抜けた日々はとても清々しかった。本というものには絶対的に命が宿っていると思う。何度本を作っても毎回苦しい。でも、そこには何ものにも代えがたい歓びがある。

「愛の台南」台湾インスタグラムフォトコンテスト

4月10日発売の川島小鳥著「愛の台南」は、鮮やかに彩られた台湾を写真家・川島小鳥が撮り下ろした眺めているだけで楽しくなる1冊。この本の出版を記念して、川島小鳥がインスタフォトコンテストを開催。あなたなりに“色”づけした、台湾の写真を応募してください!

台湾旅行の楽しみといえば、グルメ、買い物、マッサージ……。「愛の台南」の著者・川島小鳥さんをはじめ多くの人を惹きつけてやまない台湾は、思わず人にいいたくなるような出会いが多数あるフォトジェニックな場所! 台湾好きなら誰もが「自分だけが知る台湾」を持っているもの。あなただけの「台湾」を教えてください! 小鳥さんに写真を見てもらえるという、写真好きにはたまらないチャンスです!

Instagramで参加しよう!

あなたのインスタグラムに指定のハッシュタグをつけてどしどし投稿して!

【応募方法】応募はたったの3ステップ!

1.愛の台南公式 Instagramアカウント(@ainotainan_0410)をフォロー!

2.あなたの見つけた「台湾」を撮影!(過去撮った写真でも応募可能!)

3.「#愛の台南 」「#愛の台湾」「#台湾観光 」「#色(赤、redなど色の名前)」のハッシュタグをつけてInstagramにUPして応募! (「#愛の台南」「#愛の台湾」のみ、「#台湾観光 #色(赤、redなど色の名前)」の組みあわせのみでも可能)

1枚にしぼりきれなくてもOK! 1アカウントで何枚でも投稿可能です。みなさんの愛する「台湾」を投稿して下さい!

【応募期間】2017年4月29日~8月31日

【賞品】

川島小鳥賞(大賞):チャイナ エアライン日本発-台湾往復航空券 1名様(羽田線除く、燃油・空港税別途)

そのほか、宿泊券や著者のサイン入りポストカードや台湾みやげなどを予定。公式サイトにて順次公開します!

【審査委員と選考基準】

川島小鳥賞(大賞):小鳥さんが愛を感じた写真を選出

台湾観光局賞(Meet Colors大賞):「台湾の色」を感じる1枚

ヤマサキハナコ賞:美味しそう!がキーワード

青木由香賞:思わずくすっの楽しい写真

講談社「愛の台南」編集チーム賞:あなたも審査員!(「いいね!」の数で受賞が決まる)

【受賞発表】

2017年10月上旬、「愛の台南」特設サイト(現在準備中。6月開設予定)にて受賞発表記念記事を配信予定。(発表方法が変更になる場合もございます。予めご了承ください。)

【応募に関する注意事項】

下記の注意事項をよくお読みくださいますようお願い申し上げます。

・本キャンペーンの内容は、予告なく変更・中止することがありますのでご了承ください。

・本キャンペーンには、Instagramアカウントからの投稿でのみ応募できます。

・当選者には「愛の台南」公式Instagramアカウント(@ainotainan_0410)より、ダイレクトメッセージでご連絡をさせていただきます。ご連絡時にアカウント停止(退会)されている方は対象外となります。

・本キャンペーンでご記入いただいた個人情報は、商品発送など本キャンペーンに関わる目的にのみ使用し、他の目的には使用いたしません。

・当選した賞品の権利の譲渡はできません。また、賞品当選後のキャンセルはできかねます。

・複数アカウントからのご応募は禁止させていただきます(おひとり様Instagram1アカウントのみ対象といたします)。

・賞品の発送は日本国内のみと限らせていただきます。

・本キャンペーン開催期間中、複数の懸賞品に重複して当選することはできませんのでご了承ください。

・本キャンペーンはInstagramの運営会社とは一切関係ありません。

【抽選・当選発表】

キャンペーン終了後、2017年10月上旬より「愛の台南 特設サイト(現在準備中。6月開設予定)」にて受賞発表をいたします。運営事務局から受賞者の方へのみInstagramのDMでご連絡させていただきます。※その際、@ainotainan_0410アカウントのフォローをはずされておりますと当選連絡ができなくなりますので、ご注意ください。また当選発表は変更になる場合がございます。特設サイトでお伝えいたしますので、予めご了承ください。

プレゼントに当選された場合、応募でご利用のInstagramアカウントへDM(ダイレクトメッセージ)にてご当選通知と配送先登録フォームを送信します。

配送先登録フォームのURLにアクセスしていただくと「メールアドレス(ID)のご入力」が表示されます。 メールアドレス入力後、画面の指示にしたがって必要事項をご記入、ご確認の上ご応募ください。

※当選者の賞品送付先として同一の住所が複数登録された場合、ご登録いただいた日時が一番早い宛先のみを有効とし、以降のご登録(ご当選)は無効とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

supported by

台湾観光局

中華航空

川島小鳥(かわしま・ことり)

写真家。1980年生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。写真集に「BABY BABY」「未来ちゃん」「明星」、谷川俊太郎氏との共著「おやすみ神たち」「ファーストアルバム」など。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛賞受賞。

『愛の台南』書影
著:川島小鳥

写真集『未来ちゃん』の大ヒットが台湾と小鳥さんの縁の始まり。写真展のために、はじめて台湾を訪れた小鳥さんは台湾と台湾人の持つ温かさに恋をして、そこから台湾に通いはじめました。
2014年には台湾で撮りだめた7万枚の中から写真集『明星』を出版。台中、台南、高雄でも展示されて大好評。そんな小鳥さんが、台湾でいちばん好きな場所が台南。歴史があって観光名所が多く、気候が安定しているのが特徴。日本人でもちょっと昭和の空気を思い出すような昔ながらの景色が広がっていて、どこか懐かしい気持ちになります。
そんな愛おしい場所、台南。美味しい麺、楽しい鍋屋、世界一のかき氷、おしゃれなカフェ、きれいな海……ネタだって台北に負けないくらいあります。なのに、ガイドブックがまだまだ少ない。そこで、台南を知り尽くした小鳥さんがふんだんな写真と約150軒の情報もつまった案内本を作ってしまいました。小鳥さんが“旅のお守りにしてほしい”という思いのこもった台南みたいにかわいいガイドブック。眺めているだけでも幸せになる1冊です。

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